昨日のカウンセリング。内容は「共感」について。ボクが最も苦手とする分野です。事例が出されて、それについて考えます。
事例
日曜日に家族で遊びにいく約束をしていました。前日になって仕事が入りお昼から遊びに行く事に。妻が怒りました。
「あなたはいつも仕事、仕事。家の事は何もしない!もっと家族の事も考えて!」

さぁ、あなたはどう答えますか?
共感力を使った受け答え
パートナーは怒っています。怒っているという感情に注目します。自分の理由は後まわしでパートナーの「気持ち」が最優先です。

ボクは家族の事を考えていないのか。すまなかった。
いっつも仕事仕事って家族をほったらかしじゃない!


仕事を最優先にしすぎているんだね。仕事だけじゃダメなんだね。
当たり前じゃない。あなたには子どももいるのよ。子どもの気持ち考えた事ある?


子どもたちどう思っているんだろう?仕事で余裕がなかったのかもしれないな。子どもたちともっと向き合ってみるよ。
家の事も手伝ってくれないし、あなたはいつも家にいないし。私はあなたの家政婦じゃない!


家政婦か。そうか家政婦みたいにしていたのか。そんな気持ちにさせてしまって悪かった。これから仕事への向き合い方も見直してみるよ。
この先の会話がどうなるかは想像にお任せしますが、ここで大切なポイントを上げておくと
- 自分の事情をパートナーに押し付けない。
- 仕事を理由に自分を正当化しない。
- パートナが怒っているという感情に注目する。
- 感情を吐き出させるためパートナーに話させる。
- パートナーの言葉のキーワードを繰り返す。
- キーワードから会話を広げてゆく。
- パートナーの云いたい事を理解する。
DVに繋がる会話の特徴
この会話のキャッチボールのなかでこれらを押さえて会話します。DV夫に対して女性が抱く事は、「会話にならない」と思っているそうです。
夫への不満を云うと、夫は自分を正当化したり、他に話題をそらしたり、仕事だから仕方がないだろうと一方的に会話を終わらせたりと、パートナーの感情に向き合わないそうです。
これらの行動すべてが思考停止状態で、大切なパートナーとの関係性を損なう原因になっています。
大切なパートナーとの関係性を育ててゆく事がDVに繋がらない選択になります。
おわり