副長日誌– category –
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副長日誌
壊れた後に創ったもの
「あっという間に時間が過ぎるわ」 息子は表情を豊かに目を見開いて話している。 「出勤してから退勤するまでの時間があっという間。電車はいつも終電で帰るしね。家に帰ると何もしたくなくなるよ。」 楽しいを軸に生きている息子は、力が漲っているような... -
副長日誌
仕事のはなし
見たままを言葉に置く。 思い出す。あの光景をそのまま言葉にする。丁寧に言葉をつなげて文章にする。 風が舞い唸っていたり、朝日を浴びた花が輝いていたり、君が空気を変えてゆく様を言葉にする。僕の胸がじわっと温かくなったり、腹からゆっくり息を吐... -
副長日誌
HANABI
朝から雨が降っていた。 昨夜はりんくうの花火大会に行ってきて、生活に変化をつけた。花火大会という変化だったが、思わぬ刺激で僕の感性は窮屈になったり、癒されたり、切なくなったりと、花火のように儚い感情が沸いては消えていった。 帰りに泉南イオ... -
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花火
「どう?見えた?」 僕は田口(仮名)さんとバケツの中を覗き込んでいた。バケツの中には水草とタニシと、小さなメダカの子どもが泳いでいる。 「どこ?見えないわ。これかな?」 「ちがうちがう。それじゃないよ。」 子どものメダカは、生まれて間もない... -
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肩たたき券
朝6時からトイレ誘導をして、食事を作って、クスリの準備をして、洗い物、そして朝のデイサービスの準備を整えていた。2時間たっぷり時間があったのだけど、もう8時を迎えようとしていて、スタッフが出勤してくる時間が迫っている。 昨夜の台風もあり、一... -
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変わるものと変わらないもの
魚沼産こしひかりを買った。0.5合をさっと洗う。とたんに水が濁り白くなる。丁寧にかき回すように水を循環させて、白濁となった水を丁寧に捨てた。 炊飯器の予約セットをする。60分寝かせた後に炊飯して、きっと米粒ひとつひとつが潤いを保って立っている... -
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バトン
八朔があった。泉南イオンでも、co-opでも売っていなかった八朔が、このスーパーにあった。迷わず買い物かごに入れて、そして総菜を2つほど入れて、350mlのハイボールを2缶入れた。 会社でダイエット部が自然と出来上がり、日課となった体重測定。お腹を... -
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川べりの帰り道
ゆっくりと目が覚めた。朝日が部屋中に影を作り、外は青空が広がっていた。今日も暑いのだろうと思ったけど、案外風は肌寒く、布団で身体を温めた。 ウインドサーフィンをしにいこうか迷っていた。Youtubeのコメント欄で「次の動画はまだですか?」とか、... -
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消えなかったもの
薄暗い部屋だった。古びた旅館に宿をとっていた。フスマで分けられた部屋には、一組の4人家族が食事をとっていた。その家族は、話すでもなく、表情もなく、ただひたすらに出された食事を食べていた。 蛍光灯がその家族の周りだけを照らし、あたりは暗く、... -
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見届けてから
「中山(仮名)さん。ちょっと一緒にダイエットしようか?」 コップを食器棚に並べていた中山さんの後姿を見て、どこをどう見ても、栄養が乗りすぎていると思った。 振り向いて、力こぶをつくり「やっぱり思います?」と自覚しているようで、中山さんは笑...