ミシンの発明200年を記念して、家庭用ミシン工業会が制定しました。
目次
ミシンの先駆け
1810年 ドイツ靴職員がミシンを発明する。
それをフランス人のシモニアさんが軍服を縫うために80台量産したところ、仕立て屋が失業すると思って工場を焼き討ちにしたそうな。
日本のミシン
1854年 ペリーが来航(2回目)した時に、将軍家にミシンをプレゼントしました。これが最古の記録で残っています。
1860年 ジョン万次郎がミシンを持ち帰っています。
1881年(明治14年)内国勧業博覧会に国産第一号となるミシンがエントリー。
国内勧業博覧会というのは、明治時代の富国強兵時代に外貨を稼ぐため、輸出品をつくる必要がありました。この博覧会で賞をとることで輸出品として認められたようです。水戸藩が長崎で作り方を学び、量産化にこぎつけたビスケットなども出品されました。
量産は大正時代。パイン裁縫機械製作所(今のジャノメ)が量産化しまして発売しました。性能は海外製には劣ったようですが丈夫で壊れない。海外製はすぐに故障する。そんな感じでした。
故障したミシンを修理していた業者(今のブラザー)がミシンは売れると確信して製品化。そしてミシンは爆売れしていきます。
当時の多くの既婚女性は専業主婦。副業で裁縫仕事をして稼いでいました。嫁入り道具としてミシンが選ばれていたということも売り上げに大きく貢献したようです。