1986年(昭和61年)アメリカ・スペースシャトル「チャレンジャー号」の打ち上げ後、わずか74秒で大爆発を起こした。乗務員7名全員が死亡する惨事となった。
原因はOリングのパッキンが破損したということです。Oリングは-1℃で故障する可能性があったということです。発射当日は寒波に見舞われて-4℃まで下がる可能性がありました。技術者は発射するリスクを説明したのですが聞き入れてくれず発射が決行されたのです。
なぜ発射が決行されたのだろう?
発射予定日は23日でした。ですがコロンビア号の延着で24日へ発射を延期しています。24日の発射も天候で延期され、25日も天候で延期となりました。27日に発射予定をずらすものの、今度は不具合がみつかり再び延期となります。
28日の日は、寒波が到来して発射台には氷柱がつくような気温。つららの撤去作業を行いながら発射環境を整え、気温の回復をまっています。この時に技術者が気温でOリングが致命的なダメージを受ける危険性を説明しるのですが、発射は結構されてしまいました。
延期の延期で技術者の声を聞き入れてもらえず、発射となったのでしょう。
アポロ13号
アポロ計画は人類が初めて有人飛行で地球外天体へゆくという計画です。
アポロ13号が1970年4月11日に発射されました。地球の軌道を離れて月に向かう途中、火災が起きる。酸素タンクが損傷して、大半の酸素と水を失いました。
電力残量は地球の大気圏突入の時に使用するぐらいしか残っていなかったので、電力の節約をしながら月面着陸せずに地球に戻ってきたという事故がありました。
ネジ一本のミスから起こった事故で、あわや大惨事になるところでした。
現在進められている宇宙計画は火星移住計画
火星への調査は1960年代から試みられていました。無人探査機をおくるも音信不通になり行方不明になるなどなかなか調査が進みませんでした。
1976年に火星の画像が初めて送信されてきます。1997年には大気のデーターを取得し、岩石も採取して地球に戻ってきたそうです。
火星は居住出来るのかどうかという事がデーターを元に検証されることになったのです。火星には大気があり、重力は地球の3分の1程度はある。火星には風が吹いているという事がわかり、火星移住計画は進んでゆくことになります。
テラフォーミング計画
火星の極致で爆発を起こして大気の状態を変えるという計画です。大気を変えて自給自足できる惑星にしようというのです。
イーロンマスクのすすめる火星移住計画
人類は複数の惑星の住民になることを目指してスペースXの行う火星移住計画はすすんでゆきます。
100万人が住み100万人が働く事を目標に、火星への片道切符1000万円で人類を火星に送るという計画です。2050年までに都市をつくるのだと掲げられているようです。