副長日誌– category –
-
副長日誌
7年目のお正月
新年あけましておめでとうございます? あけましておめでとうございます。 何がおめでとうなんだろう?LINE の通知がだいたい50件以上来てて、そのほとんどはもう全てと言っていいけど、「あけましておめでとうございます」。 既読にしてしまうと、返信し... -
副長日誌
仕事納めと朝のデイルーム
眠りに入る前の身体 眠くて布団に入る幸せって最高だなと思う。ただ最近は布団に入りウトウトとしたと思ったら、ふっと体が浮く感じがして、まるでジェットコースターで急に落ちる感覚に襲われる。 呼吸が乱れてなかなか寝付けない。 朝起きたら錆びた鉄の... -
副長日誌
無防備になれる時間
誰もいなくなったあと、ようやく呼吸が戻ってきた。 大丈夫ですか 大丈夫ですか? 僕の顔を覗き込んでいた。僕は顔を上げるが笑う力がなかった。 主任疲れてますよ そういう彼女はリーダーをしている。相談役がいるので、中間管理職みたいな立場のリーダー... -
副長日誌
ふたつの物語と流れゆく川
街と森は違う物語がありふたつの川は海へ流れつく 体の軋みから始まる朝 身体の痛みで目が覚めた。寝違えたのか、右肩に痛みが走る。そして後頭部がじんじんと痺れる感覚があった。どうやら血圧も上がっているらしい。 今日は日曜日だ。時間に追われる事も... -
副長日誌
それぞれのクリスマス
残酷だなぁ 今日は宿にも泊まれず、静かな夜に馬小屋でイエスキリストが生まれた日。 クリスマスの意味はそっちのけで恋人たちが街へ繰り出し、イルミネーションでキラキラ光る夜を楽しむんだろう。 ラブホテルも満室だろうなぁと下世話な話をスタッフとし... -
副長日誌
夢のなかでメリークリスマス
【孤独】 ざわついた人混みの中にいた遠くで汽笛が聞こえる 駅構内は人が多くてそして誰も知らない人ばかりで 恋人たちや、友達でわいわい笑っていたり仕事仲間だろうか、背広を着こみ話をしながら足を急いでいる 雑踏のなかで僕の隣に誰もいない誰かいた... -
副長日誌
シュルレアリスム
雨の日曜日に心を整えていたけどドアを開けたら美術館にいた話 日曜の雨 土曜日の仕事終わり、スタッフは会社を後にした。誰もいなくなったデイルームの電気を消し、僕も後に続いた。肩の力が抜けてゆく。そして胸の中の緊張が解けてゆく。 ◇ 朝、布団の中... -
副長日誌
息子が縫いはじめた未来の話
誰かの正解じゃなくて、彼が選んだ道を信じてみる。 心穏やかな時間に割り込む息子の登場 仕事終わり、誰もいなくなったデイルーム。パチパチとタイピングの音が響く。丁寧に君に言葉を添えてゆく。 最近はChatGPTが優秀になってきて、出来事の要約を入力... -
副長日誌
境界線を大切に
ジョニ黒 肉を網の上に置く。じゅぅぅぅっといかにも美味しそうな音を立てて、煙が立ち上る。 グラスを傾け、スモーキーな香りで喉を潤す。グラスにはジョニーウォーカーと書かれている。 今日は解体屋の飲み会に参加させてもらっている。いつもの飲み仲間... -
副長日誌
光に目が慣れるまでの時間
急いでいる朝ほど、見落としているものがある気がした。 風景のなかの生活 時計の針は7:45分を指していた。布団の温もりと夢うつつのなか意識がまどろんでいたが、時計の針が、温かい布団の中に、氷のような冷たい風をつれてきて身体がこわばる。 やばい...