高野山町石道(こうやさん・ちょういしみち)の参道について書いています。
- アクセス方法(電車と車)
- 高野山町石道の登山口
- 高野山町石道のルートと時間
- 装備一覧
(1)アクセス方法
■ 電車で行く場合
南海高野線で九度山駅まで行きます。
九度山駅に隣接しているトイレと休憩所にパンフレットがあります。英語バージョンもありましたよ。
■ 車で行く場合
道の駅 柿の郷くどやままで車で行きます。
営業時間は9:00~18:30までですが、駐車場は解放されています。(R2.8月情報)
他には町営の無料駐車場も案内がありました。
(2)高野山町石道の登山口
慈尊院
登山口は慈尊院。九度山駅・駅の道柿の郷くどやまから徒歩で移動。慈尊院までの道標がたっています。迷わず慈尊院まで行けると思います。
慈尊院からスタートします。ちなみにここが180町石。
長い階段の中腹あたり右側にひっそり建っています。
高野山町石道には、町石が180個も建っています。180町石が慈尊院。そして高野山根本大塔が1町石になります。町石の間隔はおよそ109m。およそ22キロの道のりです。
(3)高野山町石道のルートと時間
参拝の行程と時間は、おおよそ慈尊院から高野山大門まで7時間30分。長い長い道のりです。
柿の産地を通り抜けて展望台

柿の郷くどやまというとおり、この辺りは柿の産地です。この区間のトレッキングは日光を遮るものがないので、かなり暑いです。
慈尊院を抜けて登るとずーーーっと柿の木の中をとおってゆきます。背の低い木ですから、ずーーーっと炎天下の直射日光。
途中、竹林の上り坂で太陽を避ける事が出来ますが、基本的に展望台までは直射日光との戦いです。
最初のポイント展望台
そして上り坂が続くのでかなりバテバテになります。実際に真夏37℃の晴れの日に登ったので、展望台でぐったりとなりました。

2つめのポイント 六本杉へ
慈尊院から柿の郷を抜けて展望台までが体力消費される区間なので、頑張りましょう。ここを抜ければ杉林入って日陰をトレッキングすることになります。

杉林で注意しなくちゃならないことは、蚊などの小さな虫がまとわりついてくる事ぐらいです。虫対策はしっかり施したほうがよさそう。
防虫対策を忘れずに!
帽子で防虫対策をするにはこれがおすすめです。
山歩きは基本的に長袖ですが、暑くて半袖になる時は防虫のパーカーを着ていたりします。
ちょっとおしゃれに防虫するアイテムで、虫が嫌がるアロマが入っているブレスレッド。
そしてこれが最強アイテム。服の上から吹きかけます。顔面にも吹きかけると全くといっていいほど虫が寄ってきません。快適トレッキングができます。
虫よけ装備を持って行っていないと、タオルを使って虫よけしてトレッキングする事になります。まるでアラブ人みたいな恰好です。
あっという間に着いちゃいました。六本杉です。
ここまでは杉林でフラットな道が続くので、ホントに体を休める区間。ブラブラと歩いて自分と向き合う時間に仕えたりします。
ストレス解消、癒しのトレッキングですね。
3つめのポイント 二ツ鳥居を目指して

二ツ鳥居は丹生明神と高野明神を祀る鳥居です。弘法大師空海が建てたもの。当時は石ではなく木の鳥居だったそうです。
4つめのポイント 白蛇の岩と鳥居

ここでお参りをして白蛇を見れば幸せになれると云い伝えられているそうです。
5つめのポイント 神田地蔵堂

ここでお昼ご飯をとっている方がおられました。地図を見ていると、高野山大門までちょうど半分ぐらいなのかな?とか思ったり。
6つめのポイント 焼餅とビールを目指して

ちょうと60町石。
車道を町石道が交差するところに矢立茶屋がありました。

さぁラストスパート 高野山大門へ
車道を渡り、そして大門へ向かいます。矢立が60町石で大門が7町石です。まだまだこれから1時間以上の道のりです。
そしてここからがまた坂道で、くねくねと登り坂になってきます。
見どころと言えば、
- 袈裟掛石
- 押上石
- 鏡石
どれも弘法大師空海とゆかりのある石です。
これらを見ながら登り切ったところが高野山大門になってきます。
この大門をくぐれば高野山の街並みに入っていきます。この先を進み高野山根本大塔が1町石でゴールです。
(4)装備一覧
ここからは高野山町石道を歩くための最適な装備をご紹介します。
- リュック(大きめ)
- ペットボトル250ml 7本
- 着替え
- タオル 2枚
- トレッキングポール
- 帽子
- トレッキングシューズ
- 虫よけスプレー
- 水分補給ホルダー
- トレッキングパンツ
- ポイズンリムーバー
- 非常食(飴・ラムネ・フリーズドライ各種)






(5)Youtube動画
以上の説明を動画にして撮っています。字幕を入れて丁寧に作り込みました。だいたいの雰囲気がわかると思います。