リーダーから経営者へ変わる時

今まで何をやってきただろうか。現場仕事に追われて今の今までやってきた。経営者らしいことは何もやってない。現場スタッフと共にがむしゃらに働いてきた。

新規事業の立ち上げ

小規模多機能型居宅介護の事業をスタートさせたのが平成17年頃だったかな。初めての箱ものサービス。箱ものってのは施設を作ってサービスを行うっていう事なんだけど、これは空いてたテナントでお金を生まなきゃ勿体ないなという発想からだった。

深く考えていたわけじゃないけど、とにかくデイサービスっぽい事がしたかった。デイサービスには床面積が狭かったんだよね。だから訪問・泊まりがセットになってた小規模多機能という事業に飛びついたわけです。

当時は人員基準(宿直が必要)ってことで、募集をかけても新規参入事業者がいなかった小規模多機能。ボクが一番乗りで市の担当者と打ち合わせをしたのは、遠い想い出。未だに担当者の顔を思い出すよ。

凸凹のスタッフと数名の利用者さん

そしてスタッフ集め。当時の家政婦さんからピックアップして声を掛けた。あまり反応が良くなかったけど、寄せ集めのスタッフとともにスタート。利用者さんも知り合いに声掛けて、スタート時点では3名しかいなかった。

当時のブログを読んでいると、バーベキューに行ったりしてる。今じゃ利用者さんの数が多すぎて考えられないけど、当時は3名だったからね。こんなことも平気で出来た。

現場スタッフと共にバーベキューに来てるわけだからね。経営者とは言い難いよね。この時は現場で価値を生み出すしかなかったんだよね。

この時のスタッフには鍛えられたと思う。だって就労マナーなんてものはなくて、とにかく現場で起こる事にその場その場で対応してた。

カオスな現場

上下関係なんかあるようで無くて、とにかくスタッフがそれぞれ考えた事をバラバラに動いていた。一番動いたかな。だって動いて働いているところを見せないとスタッフのモチベーションが下がる。不平不満だらけになって後始末が面倒だから、とにかく燃費が悪くなるから、先頭に立って「みんなついてこい!」って感じだった。

それが悪かったんだ。ボクに任せていればいいやというスタッフがのさばる原因にもなった。ボクは素直すぎたんだと思う。騙されているフリもしたことがあったが、本当に騙されている時もあった。

だんだんスタッフのわがままが過ぎるようになってきて、そのスタッフが辞めるまで混乱の毎日だった。現場は常にカオスだったし、カオスの中でボクはサル山のおさるさんだった。

ワーカーホリック

日曜日に家族と共に映画を観にいったんだ。その時にスタッフから連絡がかかってきて、利用者さんが緊急事態だということで、家族と別れて利用者さん宅へ向かった事もあった。家族よりも仕事仕事だったような気がする。家族には申し訳なく思っている。

スタッフのわがままに付き合ってきたし、面白くない事があると職場放棄して帰るスタッフもいたりしてね。それでも根気よくスタッフと向き合った。そのぶんストレスが溜まったよね。

当時のなにかと問題の多い、感情だけで動く憎めないスタッフが、ひととおり離職した頃。ボクをサポートしてくれていた大切な人も離職してしまった。そこから大きく状況が変わってゆく。

大きな挫折

ボクはボクなりに一生懸命やってきたと思っているし、離職した人たちにも精一杯向き合ってきたけど、みんなボクの元を去っていってしまった。

その事でボクは自信を失い何事にもやる気を失った。そんな時に責任者として新しく雇った人がいた。今はその人と二人三脚でデイを運営?いや違うな。今まで人を信じず任せる事が出来なかったけど、今はその責任者に全部をお任せしている。

権限を委譲して、運営を任せている。そしてボクは事務所で会社運営の事務をしていて、必要な時は現場に駆け付けるといった役割に徹している。

現場でスタッフとして働く事はない。デイの送迎が終われば事務所に戻り、お昼ごはんを食べにデイに来て、スタッフと一言二言交わしてからまた事務所に戻る。

現場が動きやすいように環境整備だけ整えて、人件費の削減で夜勤が必要な時に夜勤に入ったり、厨房に入ったりすることはあるが、基本的に現場に立たず後方支援だ。

個人の尊重と価値観の変化

そして今の責任者は、現場のスタッフをまとめつつある。たぶん面白くないスタッフもいるだろうが、そんなスタッフが辞めてゆくだろう。それでも別にかまわない。辞めたいというスタッフの自由意思であり自己決定だ。だから受け入れる。その人の選択の自由を尊重する。

今の責任者も癖はあるが、とても良い人だ。人情があり、出来る事と出来ない事をハッキリ言い、言いにくい事もボクに意見をしてくる。この意見をボクは参考にして会社運営に反映する。

働き方改革とか、給与のスキルアップ制とか、勤務のシフト制の導入とか、どんどん変わってゆく。

たぶんこれはボクが変わったからだと思う。今までは自分の価値観が絶対で、他者の意見をあまり聞き入れなかった。自分の自信が崩れ去り、他人の意見に耳を傾け、他人の意見もひとつの意見として取り入れはじめたからだ。結果的に柔軟性を手に入れたということなのかな。

だから仕事は順調。今の責任者がスタッフに規律性を教え込み、現場はかなり快適になった。ボクは利用者さんに挨拶して現場の仕事が終わる。ただそれだけの仕事になった。現場でボクは価値を生まなくなった。

だからボクはボクが価値を出せる働き方を模索しはじめた。結果的に経営者の仕事で価値を生み出すしかなくなった。

ライカー副長
ライカー副長

ボクは変化しながら成長をしている。

変化する事がすなわち成長だと今頃わかってきた。とても充実している。良きアドバイザーがいて仕事が面白くなってきた。

最新情報をチェックしよう!
>最強のWordPressテーマ「THE THOR」

最強のWordPressテーマ「THE THOR」

当HPはフィット株式会社が手掛ける、Wordpressテーマ「THE THOR」で作成しています。

日本国内のテーマでナンバー1を目指しております。どうか皆様のお力をお貸しください。よろしくおねがいいたします。

CTR IMG