5月19日「ボクシングの日」

日本プロボクシング協会が2010年(平成22年)に制定。

昭和27年、世界フライ級タイトルマッチで白井義男がチャンピオンのダド・マリノ(アメリカ)に15回判定勝ちし、日本初のボクシングのチャンピオンになりました。

目次

白井義男

小学生の頃に露店でカンガルーとボクシングをしました。負けました。ボクサーを目指すようになります。

プロボクサーになり8戦全勝。ですが海軍に従軍。

腰痛で引退しようと思っていた。

アルビンRカーン

終戦直後

GHQのマッカーサーが戦後の食糧事情改善のため、アメリカから専門家を呼んでいた。

その一人が「アルビンRカーン生物学博士」

  • 魚介類とタンパク源確保の研究の依頼で来日
  • 日本の東京築地の魚や貝を調査していた。

出会い

いつもと違う道で帰ったら「日拳ホール」というボクシングジムを見つけた。

  • 防御など全くせず攻撃のみ。
  • 2発受けたら3発返せという根性論。
  • 玉砕戦法。
  • 野蛮な喧嘩に見えた。

そんな中、白井を見つける。

体は貧弱でパンチも強くない。しかしフットワークがあった。

毎日、そのボクサーの練習を見に来た。

カーンを通訳を連れてきた。

「あのチャンピオンの名前はなんていうんだ?」

「あれは使い物にならないボクサーだ」

日本人たちに笑われカーンは怒って

「君たちの目はふし穴か!彼は絶対に大物になる!」

そして白井に近づいて云った。

「どうかね。一緒にやらないかね。」

ノーサンキュー「結構です」

カーンは頑固で引き下がらない。運動生理学としてこんな良い実験はない。白井は私の最高のモルモットだ。と毎日おしかけて一方的にトレーニングしはじめた。

2週間後の試合。わずか2ラウンドでKO勝ち。

カーン博士のトレーニングを受ける。博士はこのボクサーがどこまで成長するのか興味をもつ。

トレーニングが始まる

目下の課題は、パンチ力とスタミナの克服だった。

スタミナをつけさせる。牛肉を山ほど食べさせる。

相手に1発の打たせず自分だけが打つ

基本動作の繰り返し

  • 左ストレート。
  • オンガードで防御するだけ。

日本フライキューチャンピオンに挑戦しよう。

ノーサンキュー

チャンピオンには弱点がある。右のボディーが空く。そこに左アッパーをたたきこめ。

勝てそうな気がしてくる。

花田陽一郎VS白井義男

第5ラウンド 日本フライ級チャンピオン

ますます燃え上がるカーン

次は日本バンダム級チャンピオンに挑戦しよう

ノーサンキュー

スピード    10:7
パンチ     10:8
フットワーク  10:7
ディフェンス  10:7

実は暗示をかけて勝てると思い込ませるメンタルトレーニング

堀口VS白井

10ラウンドの死闘。判定勝ち。わずか1年でフライ級・バンダム級2階級チャンピオンになった。

試合に勝ったご褒美で300坪の家を買い与えた。

白井を日本初の世界チャンピオンにする

実の息子のように思う。大切な家族。

世界チャンピオン戦にかけてみないか

ノーサンキュー

四葉のクローバーを手渡す

もう技術的に教えるものはない。勝つには幸運だけ。

ダドマリノVS白井

  • 7Rで顎にクリーンヒットもらう
  • 運よくゴングに救われる。
  • 自分のコーナーがわからない
  • コーナーで意識が飛ぶ

ウェィクアップ 起きるんだよしお

息を吹き返しそこから猛反撃

15R 判定勝ち

日本人初の世界チャンプが誕生!

私が偶然みつけたこの青年が、今ダイヤモンド以上に輝いている。

サンキュードクター

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

福祉事業の経営をしてます。①小規模多機能のケアマネ②現場の介助③厨房で料理作り④体操教室など地域ボランティアをしています。
「やってみる」を軸に人生の幅を広げます。ウインドサーフィン・登山・カメラ・バイクはSV650・競馬・FX・株式投資・投資信託などなど。体験を記事にしています。

目次