デイサービスを運営しています。2022/8/16現在の状況を記録に残します。
現在は第7波。新型コロナはオミクロン株で重症化はしないけれども感染力が高い。若年層から50代までを中心に感染が広がっています。
ケアスタッフ
第7波は子どもさんのいるスタッフに直撃して、子どもが感染すると濃厚接触者になり出勤が出来なくなります。同僚がバタバタと出勤出来なくなるなかで、残されたスタッフで穴埋めしながら助け合っているという状況になっています。
デイサービスの変則運営
スタッフがいない中での通常運営は諦めて、今の手札で何が出来るかを考えます。
デイサービスのニーズを高い順に並べると
- 入浴
- 家族の介護負担軽減
- 食事
- 運動
- レクリエーション
限られたスタッフで出来る事を考えてどこを削るか?ニーズの取捨選択をします。
要支援の人や要介護1の比較的軽度な利用者さんは「入浴」のニーズを満たす事が最優先です。
要介護4以上の重度の利用者さんは、「家族の介護負担軽減」のニーズが高くなってきます。ここを押さえて2つのグループに分けて最低限のサービスを充ててゆくと、以下のようなサービス体系になります。
- 軽度の利用者さんには、入浴・食事。
- 重度の利用者さんには、家族の介護負担軽減
これを満たせばデイサービスの役割は叶うでしょう。最悪なのは全部を満たそうとしてスタッフに負担をかけて疲労困ぱいすることです。心身ともに疲れて倒れてしまえばサービスは完全ストップです。ここを避けるための変則デイサービスです。
限られたリソースで出来る事
スタッフの数は常時より少ない運営です。限られたスタッフで通常のサービスを全員の利用者さんにする事は不可能です。だからサービス時間を調整します。
- 軽度者は半日デイサービス。
- 重度者は通常どおり。
軽度者は入浴して食事して帰ります。これで最低限のニーズは満たせる事になる。重度者は家族の介護負担の軽減のためですから一日利用してもらいます。これで家族が心配せず働ける環境が整います。
スタッフの負担に配慮
出口の見えない第7波。もしかして自分もいつコロナに感染するかわからない状況。心身ともに疲弊してゆくスタッフに対して出来る配慮とすれば休息です。
サービス提供が終了して掃除をし明日の準備を終えて、まだ時間が余っていたら、タイムカードは記載せずそのまま業務終了。例えそれが就業時間が終わる10分前であったとしても、早く帰れる時は早く帰ろう。
明日は何が起こるかわからない。その時のイレギュラーに対応できる体力は残しておこう。という事でサッさと帰します。給与や時給はそのままで計算してお得感を出します。
これは経営者の気持ちも伝わります。大切にされているという想いはスタッフの明日の頑張りに繋がってきます。そんな感じでデイサービスを運営しています。
現場からは以上です。