安部首相が新型コロナウイルスについて会見を開いたのが令和2年3月28日の事です。
新型コロナウイルス感染症が世界で猛威を振るっています。感染者は50万人を超えました。(中略
会見要約
安部首相の会見から見えてきたこと
ロックダウンは今のところしませんよ。
ということは、「営業しないでください」という要請しないわけですから、給与保障や売上げ保障は国は今のところする予定はありません。
つまるところ「新型コロナ保障はしません」と云っている事ですよね。たぶんこれを保障をするといくらお金があっても足りないので、とりあえず感染するような場所には行かないで下さいといった表現が精いっぱいだったのだろうなと思いました。
お店が倒産するけど
新型コロナウイルスの影響で、実体経済が冷え込んでいます。リアルのお店の売り上げがなくなってきているので、当然のごとく倒産に追い込まれる会社は出てくるのだと思います。
こういった死活問題の中での救済は、貸付金といった返済しなくてはいけないお金で、今必要な資金繰りのみに焦点を当てて救済処置とします。それでも倒産するようなお店は、すみませんが見捨てましょう。だって緊急時なんですからすべてを救済なんか出来るわけがないんです。
といった事を間接的にやんわり云われているんだろうなぁと感じました。
そして改めて危機感を覚えました。
そういう状況にボクたちはいるのだという事を自覚しないといけません。
保障はしませんよということは
国がロックダウンを見送っているということは、都道府県に対しても助成金等の給付は行われないということです。都道府県が独自にロックダウンをしたとしたら都道府県の財政で行わないといけないということになり、そんな体力のある都道府県がどこにあるんだという話になります。
なので、都道府県がロックダウンを発令することはないだろうと予想されて、さらに生活に身近な市町村レベルでのロックダウンの可能性は皆無になのでしょう。
これが何を意味するかというと・・・
地域密着型の会社が薄っすら期待していた保障は完全に断たれたということです。体力のない零細企業の倒産というシナリオは濃厚になってきてしまったわけです。
下請け会社から一気に整理が始まるということです。雇用消失と大不況の始まりです。
現状を見ていると
地域の町医者(クリニック・医院)で、検査で新型コロナ感染者だと分かった場合、そのクリニックや医院は閉鎖を余儀なくされます。
新型コロナ感染患者に対応して診察を続けられるようなクリニックや医院はほぼ皆無です。実際にそのような診療中止したクリニックや医院はあるようです。
しばらく休診という対応となれば、そこで働いていた看護師や薬剤師、医療事務の方々は収入がなくなります。
市町村レベルでのロックダウンの指示がないので、売り上げ保障がないわけですから、給与保障もあるはずがありません。一時解雇です。
地域の医療関係から雇用消失と収入ゼロが始まってきたのです。
高齢者クラスターの可能性のあるデイサービスでは
もちろんのこと死活問題です。ひとりでも新型コロナ感染患者が出てしまえば、そのデイサービスは閉鎖しないとけません。働くスタッフの給与はその時点でストップで収入なしです。
回避するためには、徹底的に予防予防の意識しか方法がないというのが現状です。利用者さんが新型コロナ感染というリスクよりも、特にスタッフのほうが行動範囲が広いので感染のリスクが高まります。しかも無症状感染患者として保菌した状態で働くというリスクが高まるのです。
保菌者となって高齢者に感染し、デイサービスでのクラスターとなる可能性がある。ここを十分に自覚してプライベートでの動き方を制限しないといけないし、手洗いの徹底を日頃から習慣化しておく事も重要になってきます。
マスクをかけていても感染するケースがあるようなので、結局は手についたウイルスが目や鼻から侵入して感染というパターンが一番危険であろうと思われます。
じゃぁ、手洗いを習慣をこまめに。1時間おきでもしっかり手洗いしてウイルスを流してしまう。流してしまえば感染リスクは少なくなるのかなと思います。
スタッフへの自己啓発で感染予防に努めたとしても、早かれ遅かれの問題であり根本的な解決には至りません。
戦争状態とはこのことですか
市町村のロックダウン指示が先か?
デイサービスの感染者の出現が先か?
いつ自分が経済的に死亡するかどうかという恐怖と今日も戦う。
そんな戦争状態に現場は突入してきました。現場からは以上です。