日本高血圧協会は、第30回日本高血圧学会総会において、毎年5月17日を「高血圧の日」と制定することを宣言し、日本記念日協会により認定登録されました。
今日は血圧の話をします。みなさんデイサービスにきて入浴出来るかどうかとハラハラするアレです。
血圧について
歳をとるほどに高血圧の人が増えます。
歳をとった時の高血圧ですが「高齢なので仕方がない」と医者に行かずにほっといたら
- 脳卒中
- 心筋梗塞など
怖い病気があるのでちょっと聞いて下さい。
高齢になった時の血圧と特徴
高齢者の高血圧には、どのような特徴があるのでしょうか。
- 最高血圧が高い。
- 血圧正常なのに脳の血がまわりにくい。
- ちょっとした事で血圧が変動する。
- 血圧が高ければ糖尿病になりやすい。
- 温度差で(入浴)で血圧の変動が大きい。
特に最後の⑤があるので血圧が高い時に入浴を中止する場合があります。無理して入浴して一生後悔したくないですよね。
脳への血流不足について
血圧が高いのに脳に血がまわりにくくなります。
脳は血圧の影響を受けないように出来ています。歳をとると機能も低下し血圧で血をめぐらせます。
- めまいや立ちくらみ
- だるさ
朝、フラフラするという方がいますよね。それは脳への血流不足なのかもしれません。
血圧の乱れ
血圧は一般に、
- 活動する朝から日中は高め
- 活動しない夜は低い
- 寝てる時は最も低い
このリズムが自律神経の機能や動脈硬化などで、夜や寝ている時に下がらない。
ずっと、心臓や血管に負担がある状態で、脳卒中、脳梗塞、心臓病などのリスクが高くなります。
自宅で血圧測定を行って血圧を知っておきましょう。
日頃の生活で気をつける事
入浴
特に冬場の入浴です。脱衣室と浴室との温度差が激しいので、血圧が高い時は入浴をしないようにしましょう。
トイレ
入浴前にはトイレを。脱衣所に入り「やっぱりトイレ行きたい」と思って、慌ててトイレに行く人がいます。動きが慌ただしくなり血圧が高くなりやすいので、入浴前はトイレを心がけて下さい。
水を飲もう
「喉が渇いていない」というのは気のせいです。夏場でエアコンの効いた部屋にいるのに熱中症になる人がいます。水を飲みましょう。トイレを気にして水分をとらないのは脱水症の始まりです。
めやすは1~2時間おきにお茶や水などをとる習慣。
夜寝る前や朝起きた時に水分をとりましょう。
入浴前や血圧測定前は安静に
慌てて行動すると血圧は上がります。血圧測定で血圧が150以上あれば入浴は中止になります。
- 事前にトイレにいく
- 座って深く深呼吸(吐くのを長めに)
- 血圧測定前にマシンガントークをしない
イライラすると血圧が上がるので、思い通り体が動かない事も受け入れて、ゆっくりやればいいやぐらいでかまえましょう。