このブログのコンテンツのひとつに「今日は何の日」というのがあります。デイサービスで11:00~11:30の30分の漫談の原稿なんですね。
他のサイトである「今日は何の日」を参考にして原稿を書いています。この原稿を元にホワイトボードに整理して話はじめます。
ホワイトボードに記載される原稿は、ボクの覚書みたいなもんでストーリーボードです。話す内容はここから脚色することになります。
なぜ脚色するのかというと、前の前のお客さんを楽しませるためにボクなりのスパイスを盛らなければならないからです。そしてしっかりした要支援~認知症のある要介護の人まで幅広く楽しませるために、口を動かし体を動かし語り掛けてゆくわけです。
考えておくポイントは
- 大きな声で話す
- 手振り身振りのジェスチャーを加える
- お客さんに語り掛ける
- 情報ではなく物語として話す
- 笑いをとりにいく
話に引き込んでいくには、笑いが必要です。笑いのないレクレーションはレクレーションではありません。単なる情報です。情報ならテレビや新聞でもとれます。
今、なぜ、ここでボクの話に耳を傾けてくれるのか?
- 知ってる人が話しているから
- 自分が参加出来るから
- リアルタイムだから
だと思っています。お客さんと培った人間関係を土台にしているので、誰がどの情報を知りたいのか。どこまで理解出来るのかがこちらは手にとるようにわかります。お客さんごとにほしい情報を発信するわけです。
ボクが話す内容に、自分の知っている情報を言いたい方もいます。私こんなん知ってるから教えてあげるという具合です。相手が知らない情報をもっているというのは優越感です。これが満足に繋がっていたりします。
リアルタイムとは生の声、そして身振り手振り、そこにいる感覚。ひとりではなくみんなで聞いて笑っているという所属意識をくすぐります。人は社会性の動物ですから、独りでテレビを観たり本を読んだりよりも、誰かと〇〇をしている感覚が妙に安心感を感じれたりするんですね。