長野県の諏訪湖の東にある山で日本百名山のひとつです。
八ヶ岳
標高2500mぐらいの山々が連なっている。赤岳 (2,899 m) が最高峰である。そして火山連峰で数々の温泉が点在します。
標高1200mまでは高原野菜や牧場がありお花畑などがある。そして岩場がありロッククライミングなどが楽しめたりします。
八ヶ岳と富士山
むかしむかし、おおむかし、八ケ岳がまだ火山が噴いていた頃のお話です。その頃は、日本一の高さを誇る富士山もモクモクと煙をあげて火を噴いていました。
富士山の神様は「木花柵耶姫(このはなさくやひめ)」といいます。八ケ岳の神様は「磐長姫(いわながひめ)」です。いつもこの神様は、お互いの自分が一番高いとお互いに言い合っていました。
ある日の事です。 富士山の神様が八ケ岳の神様に言いました。「わたしのほうがあなたより高いのよ」と言い八ケ岳の神様は「わたしのほうが高いわよ!」と喧嘩になりはじめました。 その結果、見かねていた如来様が、この喧嘩をいいかげんやめさせようと思い、「水裁判をしてやろう」との事になり八ケ岳の峰から富士山の峰まで長い樋をかけ、そこに水を流したそうです。
すると、水は八ケ岳から富士山へと流れ、八ケ岳のほうが高いという事に決まったのです。
ところがプライドの高い富士山の神様はこの結果にはどうしても承知ができなく、怒ってしまって思わず八ケ岳を蹴飛ばしてしまいました。 すると、天地も揺らぐほどに大音響と共に、八ケ岳は8つに裂けてしまいました。
それで、八ケ岳は現在の形となり、富士山よりも低くなってしまったのでした。 このお話は、八ケ岳の裾野に住む私達の間で古くから言い伝えられているお話として有名です。
実際の高さは、 蓼科山2530m、天狗岳2645mとなっています。