大阪寿司の材料を扱う関西厚焼工業組合が制定しました。生ものを使用しない「大阪寿司」はお年寄りにも安心・安全・最適な食べ物として親しまれている。
目次
大阪寿司とは
大阪で作られる寿司の総称です。その寿司は以下の3になります。
- 押し寿司
- 巻き寿司
- 蒸し寿司
押し寿司
神様にお供えしたお米。これを塩で〆た魚を箱に入れて押し寿司にしてみんなで分け合って食べたことが始まりと考えられている。
巻き寿司
関西では、具材が一種類では寂しいので、豪華な太巻きが好まれ、江戸では、具材はすっきりと粋に、細巻が好まれたようです。
蒸し寿司
「蒸し寿司」はちらし寿司を丼に入れて蒸したもので、関西地方の寿司店では冬限定で出される料理です。
二寸六分の懐石へと進化
寿司といえば握りが思い出されます。大阪の寿司の有名どころは押し寿司です。
「二寸六分の懐石」とも呼ばれる箱寿司が有名です。
明治時代に船場の寿司店「吉野寿司」が売り出します。小さな箱(8.5㎡)の中に一口サイズの寿司がぎっしりと並ぶ箱寿司。歌舞伎や文楽など観劇でのお弁当で食べたり、手土産で喜ばれたりしたため、大阪の町に広まってゆきました。
お値段2000円ほどです。
農林水産省の「農村漁村の郷土料理百選」に選ばれています。