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制定理由
日本オーケストラ連盟が2007年(平成19年)に制定。
語呂合わせで「耳に良い日」ということで、「み(3)み(3)にいい(1)ひ」と読む。
一人でも多くの人にオーケストラをもっと身近に親しんで楽しんでもらうことが目的。オーケストラの魅力を伝えるため、この日を中心に全国各地で記念コンサートが開催される。
オーケストラの起源
古代ギリシャの円形劇場。円形劇場の前のに音楽団のスペースが割り当てられていたそうです。このスペースを「オルケストラ」と呼んでいました。
これがオーケストラの語源です。
宝塚少女歌劇団の管弦部も、宝塚大劇場、東京宝塚劇場ともにオーケストラピットというスペースがあり、生演奏をします。そんな感じでオルケストラで生演奏をして円形劇場を盛り上げたようです。
オーケストラピットは、舞台が見えるように舞台より下にあり、観客から舞台が見えるように、観客席から更に数メートル下に設置されて、舞台を盛り上げるための生演奏をするスペースです。略してオケピとも言われています。
オーケストラの歴史
オーケストラは18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで発展しました。交響曲などが作成されてだんだんゴージャスな曲目になっていきます。
モーツァルト・ベートーベン・シューマン・シューベルト・ブラームス
ベートーベンについて
ドイツで生まれました。宮廷歌手の祖父を持つ音楽家の家系で生まれる。父には才能がなく飲んだくれの遊び人。祖父の稼ぎに頼っていた。そして祖父が亡くなり生活は困窮する。
16歳の頃にモーツァルトに出会い弟子入りを希望するが叶わなかった。父・母とも亡くなり、22歳で弟2人を養いながら音楽の道を志します。
28歳に難聴になり聞こえなくなってゆきます。音楽家から作曲家の転身で人生を切り開いてゆくことになります。
難聴に向き合うようになり次々と才能を開花させてゆきます。「運命」「田園」などを作曲。晩年のベートーベンは「交響曲第九番」を作曲。そして56歳の生涯に幕を下ろします。
最後は見えない相手を見据えるように、「諸君、喝采を。喜劇の終わりだ。」とつぶやいたと伝えられている。
オーケストラの楽器
木管楽器:フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、コントラファゴット
金管楽器:トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ
弦楽器:ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
打楽器:ティンパニ、シンバル、トライアングル、タンバリンなど
高額なバイオリンについて
アントニオ・ストラディバリという楽器職人。息子2人と楽器工房をしていました。全部で1200ぐらい作りましたが、未だ残っているのは約700ぐらい。
彼のバイオリンにはスプルースという木が使われています。
その音色の美しさから「楽器の王様」とも呼ばれています。現在、ストラディバリウスの中でも最も高額なものは、1721年製「レディ・ブラント」と呼ばれるもので、2011年に取引された際には約1600万ドル(当時のレートで約12億7千万円)で取引されたと言われています。