東京の本部を置く「日本さくらの会」が制定。桜をとおして日本の自然や文化について関心を深める日。
桜の種類
野生の桜は9種類。交雑種も含めると100種類以上。園芸種も含めると300種類以上がある。
代表的な桜の種類
- エドヒガン
- ヤマザクラ
- オオヤマザクラ
- カスミザクラ
- オオシマザクラ
- マメザクラ
- タカネザクラ
- チョウジザクラ
- ミヤマザクラ
- カンヒザクラ
- シナミザクラ
花言葉
愛情・優美・清楚・優雅・上品・謙虚・美しい心
ソメイヨシノ
エドヒガンサクラとオオシマザクラが交雑して生まれた品種。日本で最も有名で全国で植えられているものがほとんど。ほぼ80%。
幕末に江戸の染井村の植木職人によってつくられました。その植木職人は奈良県の吉野村から摂ってきたと云ってソメイヨシノと言われたということです。
お花見の歴史
奈良時代の貴族が梅を好んでお花見をしていました。中国から伝来した梅を鑑賞するのがお花見だったようです。
平安時代になり梅から桜へと変わっていきます。「日本後期」に嵯峨天皇が3月28日に京都の寺院でお花見をしたと書かれています。
つまり嵯峨天皇が神社に植えられていた桜に魅了されて、お花見が桜へと変更されたようです。
お花見文化
平安時代までは貴族の行事だったのが、鎌倉・奈良時代になると武士階級でも楽しむ行事になりあした。
豊臣秀吉の「吉野の花見」が有名です。奈良の吉野で花見を行いました。参加者は武将・茶人・歌師など5000人以上。花見は5日間続いた。参加者が全国に伝え広めて、庶民も楽しむお花見文化になったと言われています。
豊臣秀吉の歌
「年月を 心にかけし 吉野山 花の盛りを 今日見つるかな」
「長い年月をかけて咲いた吉野の桜。その最盛期を今見ている」
また「醍醐の花見」はお花見のために700本の桜が植えられて、三色だんごが振舞われたということです。
サクラと稲作と日本人
昔、神様は山の上にいると考えられていました。春になると山から下りてきて桜の木に宿り、桜が咲くと考えられていました。
サクラの花が咲くのをキッカケに田植えをはじめました。当時の人は桜を神聖なものと考えていました。「サクラ」の「サ」は田の神様のことで「サ神様」のことです。桜の花が咲く時期には、春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)であるとも言われています。桜の名前にも信仰の由来があるのです。
木花之佐久夜毘売
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「木花之佐久夜毘売」とは、日本神話に登場する女神です。火中で出産するという強さを持つ女神で、安産の神、また火の神として、富士山に祀られました。
とても美人ですが寿命が短く若くして死んでしまいます。桜を象徴しているような神様です。
江戸時代
徳川家光(3代将軍)が上野寛永寺に奈良県吉野の桜を植え替えて花見を楽しみました。これが上野公園になります。しかし上野寛永寺は庶民の立ち入りを禁じていました。
徳川吉宗(8代将軍)は庶民のために桜の木を浅草、飛鳥山に桜の木を植えました。そして隅田川の河川敷に桜を植えて水害を防止しました。桜がなぜ水害防止になるかというと、庶民が集まりお花見をすることで土が踏み固められて堤防が出来上がり水害が減ったという話です。
ホワイトボード
ホワイトボードでは28日と書いていますが、間違えました。27日に訂正です。