1987年(昭和62年)世界の人口が50億人を突破した。
目次
人口が増えるスピード
1900年には16億
2100年には91億
人類は急激に数を増やしています。
人口の多い国
- 中国 13億
- インド 12億
- アメリカ 3億
- 日本 1億(10位)
食料問題
現時点で食料は足りているのですが、食べれない人が8億人もいます。
10名に1名が栄養不足に陥っています。
7割が農村
その理由としては発展途上国の多くが小規模な農村です。雨季の時は収穫があり、乾季の時は収穫がない。天候に影響を受けて作物が育たない時もあり、安定した収入がないので食料も買えない。結果的に食事の頻度を減らしたり、安い食料で飢えをしのいだりしている。
物価変動
輸入に頼っている国ほど物価変動があり、発展途上国ほど食料自給率が低く物価の変動の影響がある。
食料自給率
日本の食糧自給率は28%で7割ほどが輸入に頼っている。
先進国は自給率が高い。日本の自給率が特殊である。
- カナダ 178%
- フランス 170%
- アメリカ 119%
- ドイツ 112%
- イギリス 94%
戦後の日本の自給率は88%であった。しかし急激な欧米化のため主食が米からパンへ移行する。
米が売れなくなり農家の収入がなくなり離農する農家が増えた。田畑は住宅地や駐車場になり、食料自給率は下降線をたどることになる。
高齢化で農家廃業するところもあり、さらに自給率は下がる。
自給率を2020年までに50%まで回復させる目標を政府が掲げたが、45%に下方修正。現在の環境では農家へ若者を引き込むには難しそうだ。