晦日正月(みそかしょうがつ)です。
正月終わり
松の内に年始参りが出来なかった家に挨拶する日だとか。
幕の内とは門松を飾る日で、江戸幕府が「幕の内は7日まで!」とおふれを出しましたが、遠い地方のほうまでは伝わらず、地方は幕の内は15日という風習が残ったのだそうです。
1年最後の日
一年の最後の日は、12月31日で大晦日で、正月最後の日は1月31日で晦日正月といいます。
正月関係の行事
正月関係の行事は12月13日から始まります。
正月事はじめ
昔は山へ入る日だったそうです。門松の材料をとりに山へ入ります。雑煮を煮る薪もとらなきゃいけません。
大掃除で煤払いもします。正月は年神様がやってきます。門松を目印に各家庭にやってやってきて鏡餅に宿ります。その年の福をもってくるんです。年神様を迎える準備で大掃除をしたりします。
仕事納め
民間企業は仕事納めでだいたいの企業は28日で終わり。官公庁は御用納めといいます。これは明治6年に法律で決められています。12月28日が土日曜日なら繰り上げして27日から休みだそうです。
大納会
証券取引所で年内最後の取引が行われます。午前中にゲストを招いて大納会をします。手締めで〆るそうです。以前は午前中のみだったそうですが、現在では後場も行われています。
毎年、株価は下落して終わる傾向です。
正月
初夢は新年最初に観る夢のことをいいます。だから元日とは決まっていません。
- 富士山・・・末広がりで美しい
- 鷹・・・・・空高く自由に舞う鷹
- なす・・・・無駄な花がなく実がたくさんなる
もし悪夢を見たりすると「昨晩の夢は獏にあげます」と3回唱えると、悪夢を獏が食べてくれるそうです。
仕事始め
仕事始め・御用始めです。最近は休みが多い企業も増えてきました。1月4日に仕事始めをする企業が40%。5日から仕事始めをする企業が20%だということです。
6日年越し
旧正月からみた大晦日だそうです。
大正月
江戸幕府が7日までが松の内である。と決めました。しかしこれは関東だけで決まり、他の地方までは広まらなかったそうです。
ちなみに松の内とは門松を飾る期間のことをいいます。つまり年神様が家にいる期間です。
鏡開き・武道始め
お正月にお供えした鏡餅を割る日です。これは武家社会の慣わしなので刃物で鏡餅を切ると「切腹」を連想させるため縁起が悪いと言われています。
鏡餅は切るのではなく割る。割ってヒビが入った数だけ福があると言われています。
武道始めでは、毎年武道館であらゆる武道が集まり武道始めを行います。
小正月
15日は小正月です。昔は満月から満月までを1カ月としていました。1年で最初の満月がこの日にあたります。
行事としては、とんど焼き・どんどん焼きなど呼び名は地方で違いますが、門松を焼くという行事があります。門松を焼き、その灰を家に持ち帰ると無病息災。書初めを焼いて炎を高く上がれば字が上達する。鏡餅を焼き食べると年神様の福をもらえる。などいろいろと言い伝えがあります。
小正月は女正月とも言われます。女は家事で忙しく正月も休みがありません。おせち料理の準備や、来賓の接待、親戚の挨拶まわり。正月が終わりやっとゆっくり出来るのが15日なのです。この日に実家に帰って骨休めをしたりしました。
藪入り
昔は住み込みの丁稚さんや女中さんがいました。年に2度しか休みがなくお盆と藪入りの日です。ご主人さまはお小遣いを渡して遊ばせたということです。