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桜島史上最大の大噴火
今日は1914年(大正3年)鹿児島県の桜島で史上最大の大噴火が始まりました。この噴火は1年9カ月続くわけです。大正4年9月頃まで噴火し続けて噴火が収まった後も土石流などの災害が1年ほど続いたということです。
噴火の前兆としてみられた現象は
- 井戸水が枯れる
- 前日から地震が続く
- 噴火当日には井戸水の沸騰と水位の上昇
- 海水の変色した
- 桜島内の東桜島村で二酸化炭素ガス中毒事件が起きた
大噴火までの経緯
- 7月 東桜島村で二酸化炭素ガス中毒事件が発生する。
- 1月7、8日 山頂付近が明るくなる現象が起きる。火映現象。
- 1月9日 マグニチュード2の体に感じないぐらいの地震が頻発するようになる。
- 1月10日 漁師の証言によると桜島に火柱が3分間あがった。
噴火前日
- 午前2時 体に感じる地震が立て続けに起こるようになった。
- 午前9時57分 マグニチュード5の地震が起きる。
- 午後12時53分 再びマグニチュード5の地震。
- 体に感じる地震は午前だけで18回。午後は93回。いよいよただ事ではない事態になる。
- 午後9時頃には山頂付近で崩落が発生。白煙がたちはじめる。
噴火当日
- 午前10時までに地震は111回。
- 井戸からは大量の水が溢れ出す。
- 海岸ではお湯や水が噴き出し、地割れが起き始める。
- 海岸が引き潮のように干上がる現象(地中隆起のため)
- 午後10時05分 噴火が開始される
- 噴火の爆発音は九州・四国の全域で確認された。
- 噴火開始から8時間後にマグニチュード7.1の地震が発生する。
- 軽石や火山灰は2日降り続く。およそ2メートル。黒神埋没鳥居の鳥居が埋もれている。