岩盤浴のススメ
岩盤浴とは?
サウナほど暑くないお部屋で、床に敷き詰められた石のうえで、ごろごろ寝転んで汗をじわりじわりかくお湯のないお風呂です。
効果・効用は?
サウナは体の表面から暑くなってきますが、岩盤浴は遠赤外線で体の中からじわじわと温かくなってきます。
体の中から温まりじんわりと汗をかくので、新陳代謝が良くなると言われてます。
遠赤外線はどんな石であれ熱すれば放射されます。それに糖尿病などの生活習慣病の症状改善がみこめると研究発表があったようです。
本が読める
お湯を使わない入浴法なので、スパなどでは漫画等を貸し出して本でいる人がいる。
ライカ―副長のおすすめ利用法
ラフな入浴着に着替えてバスタオルとタオルをもって入浴です。
バスタオルはゲルマニウム鉱石の丸石のところに敷いてタオルは貸し出し枕に巻いて寝転ぶ。
そのままマインドフルネスで自分の呼吸に集中する。
写真のようなところで寝転ぶのです。だいたい15分温もって休憩10分水分補給してから、15分温もるみたいな感じで岩盤浴を楽しみます。
岩盤浴物語
ライカ―の精神はズタズタだった。チームを率いる立場であった彼はひとつの悩みを抱えていた。彼のチームがまとまらりきれないのだ。
女性ばかりの職場でというのもあったが、事業が拡大すると部署の規模も大きくなる。今までのようにはいかなくなっていた。彼は考え方を改めねばならなかった。意識改革が必要だった。
そんな状況でスタッフとの摩擦もあり、精神的に疲れていたのだ。しかしリーダーであった彼は弱音は吐けない。だから独りになりたかった。少し仕事と離れて、距離も少し離れ、仕事を忘れて心のメンテナンスが必要だった。
そんな時は決まって岩盤浴に来る。ストレスは体を緊張でこわばらせる。体をほぐすことで心をほぐせる効果があるのだ。だから彼は岩盤浴を好んだ。
と彼は受付にチケットを出した。安く買える時にまとめ買いしていたものを妻がもたせてくれていたものだった。
「はい。これどうぞ。」
受付スタッフから差し出されたのはバスタオルとタオル、そして入浴着の入った岩盤浴セットだ。彼はそれを受け取りフロアに入っていった。
今日は平日でもありひろびろと空いていた。歩いて脱衣所に向かうにつれ気持ちがスーっとするのがわかった。仕事から解放された気持ちになり軽くなってゆくのだ。彼はその感覚が好きだった。
ここには仕事もなにもない。知らない人だらけで気が楽だ。彼は仕事上、人と接する仕事だったので反動で孤独を好むようになっていた。他人がいるなかでひとりというシチュエーションを好んでいた。
脱衣所で着替えを済ませ、岩盤浴スペースに足を向ける。ドアを空け入室して枕をとっていつものゲルマニウム鉱石の岩盤浴をしようと向かったら満室だ。
フロアはガラガラに空いているのに、ここだけ人が集まっている。ライカ―はすこし残念そうに、他のエリアを探した。岩塩の岩盤浴は固いので気分が乗らない。ふかっと体を包み込む感覚がなくて、岩塩が主張するのだ。それが痛くて居心地悪い。
仕方なく彼は岩盤健康房に向かった。
ここは真ん中から水蒸気が立ち上ぼり多湿空間になっている。喉も潤わせる事が出来て、深呼吸をしてマインドフルネスをするには最適な空間だ。しかし、石がないので床に寝ることになる。固いのだ。そこだけが難点だ。
マインドフルネスに関する記事はこちら。医学で脳の構造が変化することが証明されています。
入室してみると写真のように誰もいない。ここは多湿空間だから汗をかきやすい。じっくりじわじわいきたい人はあまり好まない空間なのだ。
この誰もいない空間をとても気に入ったライカ―は持っていたバスタオルを床に敷いて寝転んだ。
横になったとたんに体にたまった疲れが溶けて流れてゆくのが感じられる。トロトロと溶けて胸の奥から深い心地よい吐息が涌き出てくる。「あぁ・・ぁぁ」ライカ―は声を漏らした。
誰もいないのだ。ちょっと快感に浸りまくってもいいだろう。ぎぼじいい。まじでぎぼじいい。あぁぁああぁぁぁああああ・・・
一気に意識が飛びそうになる。肩から腰に温かさが伝わってきて、緊張がほぐれてゆくのが感じられる。じょぼぼぼぼぼっと失禁してしまいそうな・・・まさか、そんなわけはないけど、そんなイメージだろう。
それぐらい無防備になり静かに目を閉じて快楽をむさぼり感じていた。
それを邪魔するようにひとりのおっさんが入ってきた。
「俺様のエデンに入ってくる無礼な奴は誰だ」
と思ったが、そんなおっさんに気を向けるほどの余裕がなかった。疲れていたし、それゆえにマジで気持ちええのだ。
それだけ心身共に疲れはてているという事なのだが、意識が向こう側にいったり、こっちに戻ってきたりする中で知らずに「あぁぁぁ」と声が出ていて、自分の声でハッとなり意識がこっち側に戻ってきたりした。
入浴着が湿ってきたので、このままいくと「びちょびちょのビチョ」みたいになるなと思って出ようと思って起き上がると、おっさんが消えていた。早々に出ていったのか・・・?それとも相当の時間が経過したのか?わからなかったが、もうどうだっていい。
「びーちょびーちょびちょ、びちょちょのび♪」
とかポニョのテーマに合わせて多湿空間をあとにした。もう頭がとろけてアホになっている。
出たらゲルマニウム鉱石のところが誰もいなくなっていたので、これは最高と思って一番はじっこにバスタオルを敷いた。
そしてゆっくり寝そべると自分の体をそっと包み込むように石がどいてくれる。気持ちいいのだ。ベットのようだ。フィットでソフトでイッツ、リラックスタ~イム(^^)v
誰もいないので少し足を広げて、手を広げ大の字になって寝転んだ。最高だ!誰もいないし、気持ちがよい。最高の一瞬だ!ちょいとマナー違反のような気がするが、その背徳感も相まって解放の絶頂だ!
天井を見上げて深呼吸をする。そのままウトウトしながらフラッシュバックしてくる課題たち。仕事とかアフェリエイトとか、様々な抱えている課題が頭のなかを通過してゆく。
いやいや、僕はここにリラックスしにきているのだ。だからなにも考えずマインドフルネスをしようと意識を集中させる。呼吸に意識もってゆき集中することに努めたが、また雑念が入り込む。
何度も何度もマインドフルネスをチャレンジするのだが、また雑念が入り込む。なんでこんなに雑念が入り込むのだ。
脳内はハッキリと覚醒していた。覚醒しているのでどうしても脳が動いてしまう。考えを巡らせてしまう。
しかし、スマホはロッカーのなかなので、情報をインプットしながら考えているわけではない。単に同じ事が浮かんでは消えて浮かんでは消えての繰り返しだ。
「ああ、ダメだ」僕はマインドフルネスを諦めて天井を見上げて薄目を開けた。そのなかで思考の遊びに方向転換する。
思った事、思い出した事、過去の追体験、そして未来へ向けての想像。そんな混沌の中に身を委ねることにした。集中しようとしても、なかなかマインドフルネス状態になれないときは、僕は雑念の湧き水に委ねるようにする。
脳が欲している無益なカオスな思考に、制御も効かさず自由にさせるのだ。放し飼い状態。たぶんこれは第二の人格が顔を出しているのかもしれない。そんなSFチックな想像さえ許した。
3時間ぐらい居ただろうか?岩盤浴を楽しみ、そして休憩室のマッサージ椅子に座りスマホでプロブロガーたちの記事を読む。そしてまた岩盤浴に入り、出てはコンテンツのネタを探してニュースを見る。そんな繰り返して楽しんでいた。
時間を忘れたのはひさしぶりだ。3時間ほどあっという間に経ったので、そろそろ出ることにした。ビールセットを注文し、またブログを読んだ。繰り返し繰り返し読み続ける。
実際のところ、人真似では太刀打ちできないのはわかっている。どこかで自分流を作らないと続かない。人真似の慣れない構成を真似するのは非常に疲れる作業なのだ。
自分のやり方。自分の癖。自分なりの収益化の仕方。それは試行錯誤で確率してゆくしかない。
でもまだそんな経験値でもないのだ。僕はネットの世界では赤ん坊だ。今まさにおぎゃーと生まれたばかりで右も左もわからないのだ。
だから人のブログを読みあさって外の世界を知ることからはじめないといけない。時間はかかるだろう。どこまでかかるかわからないが、マラソンは得意なほうだ。
いつかやってやろうじゃないかっとじっくり忍耐の時期だ。そう今は種まきしているわけだ。どんどん撒いている。いろいろ撒いている。芽が出て、そして実りを迎えるのはどの種だろう。楽しみだ。
家で好きな音楽でも聴きながら岩盤浴をしたいですわよ!って方はこの岩盤浴ベットがお勧め商品でございます。
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