行政手続きでハンコの手続きを廃止
2020年11月、河野行政改革大臣が行政手続きにおける押印廃止が発表されました。
- 公文書には1枚で20カ所もある。
- 業務の効率化でハンコを廃止しないといけない。
ただし、対象となるのは住民や事業所が行う行政手続きなどにおいて、法人登記や不動産登記などの実印等が必要な83件の手続きを除いたものです。
<押印廃止となる手続きの具体例>
- 住民票の写しの交付請求
- 婚姻届や離婚届
- 年末調整
- 確定申告
押印が必要とされる約15,000件の手続きのうち、約5,000件はすでに押印廃止がすすんでいます。
書面の押印が不要となれば、その手続きはオンラインで完結できるようになります。そのため今後は、書面からオンラインへの移行が本格化します。
マイナンバーには「電子証明書」が組み込まれているので、申告にオンラインで出来る。e-tax
ハンコの意味
- 所有権を明らかにする
- 契約を確認をするため
日本でハンコが使用されたのは
701年大宝律令
この律令の制定によって、天皇を中心とし、二官八省(神祇官、太政官 – 中務省・式部省・治部省・民部省・大蔵省・刑部省・宮内省・兵部省)の官僚機構を骨格に据えた本格的な中央集権統治体制が成立した。役所で取り扱う文書には元号を使うこと、印鑑を押すこと、定められた形式に従って作成された文書以外は受理しないこと等々の、文書と手続きの形式を重視した文書主義が導入された。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天皇が所有する4つのハンコが作られる。
天皇御璽は公文書に押されていた。
ハンコが一般に広まったのは
江戸時代の頃
農民・町民はハンコを届ける事を義務づけられた。(実印)
制度となったのは
印鑑登録制度の施行
- 江戸時代のハンコの習わしが制度化
- 実印のない証明書は法律上証拠とならない
実印を持たなくならなくなった。
日本に入って来たのは
6000年前にメソポタミア文明でハンコが作られて、シルクロードを経て日本に伝わったハンコ。
世界でハンコ文化があるのは
個人のハンコが広く使われているのは韓国と台湾
日本の占領統治時代に導入された
ことわざ
印形は首と釣り替え
ハンコを押す事は、首と引き換えにするくらいの覚悟がいるということで、滅多な事でハンコを押してはいけないと戒められています。