アサヒ飲料（株）が3月（み）2（つ）8（や）日と語呂合わせで読む事から三ツ矢サイダーの日と制定。
三ツ矢サイダーの歴史
1881年にイギリスの化学者ウィリアム・ガランが天然鉱泉水を発見しました。これは自然に湧き出た地下水です。兵庫県川西市平野の天然炭酸水。
1884年に炭酸水「三ツ矢平野水」を発売。
1897年に東宮殿下（当時の皇太子、後の大正天皇）の御料品に選ばれた。
1907年に炭酸水「平野水」に味付けして「平野シャンパンサイダー」が発売され、後に三ツ矢サイダーとして生まれ変わる。
炭酸水を持ち込んだ人
幕末の頃。黒船来航のペリーが浦賀に来た時に、幕府役人にレモネードを出した。
歴史上一番古い炭酸水を飲んだ人
古代エジプトの女王クレオパトラが、ワインに真珠を入れて飲んだとされています。ワインの酸味に真珠を入れると炭酸が発生するようで、これが炭酸飲料のはじまりとなっています。
夏目漱石
夏目漱石が好んで飲んでいた。「平野水がぐんぐんと音を立てたような勢いで、食堂から胃へ落ちていく時の心持は痛快であった」と書いていた。
サイダーの秘密
おいしいサイダーを作るには、おいしい水が必要です。カルシウム・マグネシウムが多ければ硬水となり、少なければ軟水となります。
日本の水のほとんどは軟水。
硬水は石鹸の泡がほとんどたたないし、匂いや味が個性的。軟水は匂いも味もあまりしない。だからお茶やコーヒーなどの飲料にピッタリ合う。
サイダーの味は？
サイダーの味は、水、香り、製法。水は不純物を取り除いたキレイな水。糖を加えて酸味料を加え、レモンやライムの香りをつける。そして熱を加えない非加熱製法。炭酸には静菌効果（菌が増えるのをおさえる効果）があり、ある程度の炭酸が含まれている飲み物は過熱殺菌しなくても安全に飲める。
人間の味覚は５つ。甘味・塩味・旨味・苦味そして酸味。
シュワシュワピチピチ
炭酸は冷たい水に良く溶けるのですが、温かい水からは溶けだした炭酸が気化して逃げてゆきます。口の中に入ると温かくなり炭酸が逃げます。その時に感じるシュワシュワピチピチが炭酸飲料というわけです。
三ツ矢サイダー
