871年(明治4年)。政治家の前島密「まえじま ひそか」の呼びかけで郵便制度が制定されました。当初は東京・京都・大阪間で郵便業務が開始されました。
明治6年には全国規模へ展開。東京-大阪間を3日で郵便を届けていました。ちなみにご料金は1銭(100銭=1円)で当時のレートを調べて今の値段に換算すれば、だいたい600円になるようです。
明治4年以降の郵便は飛脚でした。
目次
飛脚の歴史
室町時代は、京都御所と鎌倉幕府の連絡で「関東飛脚」がありました。
戦国時代は、大名が関所を作ったために自由に行き来できなくなります。密使などを郵送する時は、飛脚は目立ってしまうので、徒歩で密書を届けたそうです。
江戸時代になり五街道や宿場が整備されてきて再び飛脚が発達します。
- 東海道
- 日光街道(日光道中)
- 奥州街道(奥州道中)
- 中山道
- 甲州街道(甲州道中)
飛脚の種類
継飛脚
公儀の飛脚で「御用」と書かれた札を掲げていました。「京都-江戸」を70時間(約3日ぐらい)で届けたそうです。
大名飛脚
大名お抱えの飛脚で、藩から江戸藩邸までの飛脚。
飛脚問屋
民間の飛脚で主に庶民が利用したそうです。
米飛脚
大阪堂島米会所周辺の飛脚。米相場を伝えるために活躍したそうです。
ちなみに飛脚の料金は
- 速達・2日で届けて銀700(およそ140万円)
- 普通・9日で届けて30文(およそ600円)