平成は、1989年1月8日(日)から始まりました。そして2019年4月30日(火)に幕を閉じます。
「令和」へと時代が変わります。
平成の意味
「国の内外にも天地にも平和が達成される」願いが込められています。
昭和は、「人々が徳をもてば、みんな仲良くなれる」という意味があります。
令和は、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味があります。
新元号発表まで
昭和天皇の崩御に備え、新元号の案を出す担当になったのが的場順三氏。
1988年9月19日 昭和天皇が吐血をして倒れる。
9月22日 竹下首相と小渕官房長官に「平成」「正化」「修文」の3案がを示す。
1989年1月7日 昭和天皇が崩御された。
ここから新元号の決定会議を開き手続きに入る。ぶっ続けで休憩なし缶詰状態で行う。情報漏洩を防ぐため。
毎日新聞の光文事件
大正の次の元号を間違って「光文」と発表してしまった。情報漏洩があったのかわからないが、急遽「昭和」になったため誤報になったと云われている。今回の新元号で名誉挽回を図ろうと躍起になっていた。
毎日新聞社は昭和天皇吐血の時期に、新元号決定スケジュールを入手していた。
発表の35分前に「平成」の情報を入手する。こ紙面原稿に「平成」の文字。輪転機も準備され後は印刷をするだけ。後は裏が取れれば輪転機を回せる事が出来る。そこまで毎日新聞社は準備していた。ただ平成の情報が洩れれば新元号が差し替えられる。だから輪転機をおいそれと回す事が出来なかった。光文事件の二の舞をリスクを避けて号外は打たず、発表があって確認してから輪転機を回した。
その日の夕刊に間に合ったのは毎日新聞社。全国紙で唯一印刷に間に合った。「見事スクープ、63年ぶり雪辱果たす」
そして平成に決定。大きな理由のひとつにアルファベット表記で、H平成 S正化 S修文 で、S昭和との区別がつかないためだと云われている。
会議室の隣の部屋で待機していた人に「平成」のメモを渡し、その場で習字をする。
額も立派なものにすると、平成が負けるので、額はシンプルに。記者の意見を参考に、アクリル板をとってフラッシュの反射を防いだ。
新元号発表とその後
平成を掲げる小渕官房長官は、平成おじさんと呼ばれ有名になり、総理大臣になる。
平成の原本は、竹下首相の所有となる。その後は国立公文書館で保存。
岐阜県に平成(へなり)と呼ばれる地名があり、一躍観光名所になる。
平成の出来事を振り返ってみる
平成元年
答え:ベルリン
答え:3%
平成2年
答え:紀子さま
平成3年
答え:千代の富士
平成5年
答え:雅子さま
平成9年
答え:5%
平成12年(2000年)
平成13年
答え:自民党をぶっ壊す
平成15年
答え:、星野仙一監督
平成21年
答え:民主党
平成26年
答え:笑っていいとも!
答え:8%
平成28年
答え:125代
平成29年
答え:ドナルド・トランプ大統領
平成30年
昭和時代の首相。最後の生き証人(平成31年4/30現在)
平成31年
答え:令和