花粉症の緩和に効果がある食べ物としてテレビで紹介されていました。いろいろ調べていると花粉症だけでないことがわかってきたので、今回はブロッコリースプラウトについて書いていきます。
ブロッコリースプラウトとは
ブロッコリーの新芽のことです。かいわれ大根みたいな感じのもので、これが健康に良いと注目を集めています。
タラレー博士が発見した効果
ブロッコリースプラウトの発芽3日目が一番GOODなスルフォラファン(辛味の成分)が含まれます。がん予防を専門とするジョンズ・ホプキング大学のポール・タラレー博士ががん予防に効果があると発見しています。
スルフォラファンの効果は?
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファン(辛味の成分)は、腸内フローラ(腸内細菌)を改善する効果があります。解毒作用、抗酸化作用、抗炎症作用があり、疾病の予防・改善に有効が見込まれる。大腸がんの予防に効果があると言われています。
肝臓の炎症を抑える。
肝臓は体の毒素をキレイにする器官です。暴飲暴食で肝臓の状態が悪くなっている時は炎症が起きています。スルフォラファンの摂取で自己免疫力を高め肝機能の改善効果があると言われています。
腸内細菌(腸内フローラ)を整える。
スルファラファンの摂取で、腸内細菌(腸内フローラ)を整えます。腸内細菌は、脂質と糖質の代謝に関係しており、大腸がん予防・2型糖尿病の改善・肥満の改善に繋がっています。
脂肪燃焼と肥満改善。
腸内細菌で作られる短鎖脂肪酸(腸内を弱酸性にして悪い菌の増殖を抑える効果がある酸)が脂肪燃焼を促進すると考えられています。結果、肥満改善作用があると報告があがっています。
病気の予防ができる。
肥満が原因で、インスリン抵抗性になっている人がいます。これはインスリンが効きにくくなっている状態のことです。本来、血糖値が高くなったら(血液中のブドウ糖が増えたら)、インスリンホルモンがすい臓から分泌されて血糖値を下げます。ですが、腸内細菌の状態が悪くて血糖値が下がらない状態になります。
血糖値が高い状態が続くと、血液が濃くなり(ドロドロで)、ドロドロだから血栓とかが出来やすくなり、毛細血管から詰まって、細胞などを壊死させてしまいます。その結果、肝硬変などに代表される各種臓器の炎症や損傷を招いたり、大きな血栓が心臓の血管をふさぐと心筋梗塞で死に至る場合もあります。
花粉症の緩和ができる。
「Ige抗体」が過剰に働く事で花粉症の症状がでてきます。この作用を抑制する効果があり、花粉症の症状を軽く出来るといわれています。
まとめ
以上がブロッコリースプラウトの中に含まれるスルフォラファン(辛味の成分)が、腸内細菌を整えて健康維持に効果がある事です。特にがん予防が出来るわけで、以下のグラフは国立がんセンターの資料から抜粋した「がん死亡率/年齢/男女別」グラフです。
ちょうと40歳ぐらいから死亡率はどんどん上がってきてます。40歳ぐらいから生活習慣病の割合が高くなり、がん発症に拍車を掛けています。
生活習慣病とがん発症は比例します。逆に考えれば生活習慣病の予防が、がん発症の予防にもつながるということです。
今回、紹介したブロッコリースプラウトは3つの作用があり
この3つの作用が健康維持に効果があります。
40代~50代といえば、子どもの学費もかさむ時期。がんで入院とか考えたくもないケースです。一番は予防医学で病気にならない体を作る事。効果があるものがブロッコリースプラウト。毎日の食卓に添えたい野菜でした。
ブロッコリースプラウト
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