1982(昭和57年)1月21日は、学校給食創立35年を記念して、全国の小中学生800万人にカレーライスの給食が出された。
この日を「全国一斉献立カレーライスの日」として給食献立は全国カレーライスになる。
給食の始まりは
明治22年、山形県の大督寺にある小学校で、生活が苦しい家庭の子どもに無償で昼食を用意したことが、日本における学校給食の起源になります。
その費用は、お坊さんが家を周りお経をあげてお米やお布施を頂いたものをお弁当にしたといいます。
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大正12年には国も認めて広まりってきた学校給食でした。しかし戦争がはじまり食料不足で中止になりました。
戦後の給食再開
昭和29年「学校給食法」が成立して学校給食が再開となりました。
牛乳は粉ミルク。主食がパンになり、パン食文化がすすんだキッカケともなっていたりします。
洋風化がすすんだ昭和時代
昭和の時代は、洋風化が進みました。そういえばお米が出てくるのは稀でした。いつもコッペパンと明治牛乳(瓶)のやつ。牛乳のフタを集めて休み時間にパッと息を吹きかけてひっくり返す遊びが流行ったのを思い出します。
カレーの進化
カレーライスの話からだいぶそれましたが、カレーライスの話に強引にもってゆくと、カレーっていつ日本に入ってきたんでしょうか?
そもそもカレーライスってのは、インド料理をイギリス人がアレンジしたもの。そのうえフランスにわたりフランス料理のソース文化に触れてから、明治時代に日本に入ってきて、今のカタチになったようです。
とろみがあるのは、イギリス人がシチュー風にしたため。小麦でとろみをつけたのだそう。肉はフランス料理からカエル肉が入っていたようです。
- インド料理
- イギリス料理でとろみアレンジ
- フランス料理でソースとカエル肉のアレンジ
- カレーライスに進化
日本ではじめて文献としてカレーが登場したのは、福沢諭吉が書いた書物で登場。当時は「コルリ」と呼ばれているんだとか。もちろんカエル肉が入っています。
西洋野菜は大正にはまだ入手困難でした。北海道開拓で徐々に人参・じゃがいも・たまねぎの生産量が上がり、北海道から今のカタチのカレーが広まります。これが大正後期の事になります。
海軍カレー
- 脚気予防で日本軍がカレーを取り入れたのがはじまり。
- 陸軍幼年学校でカレーライスが献立になる。
- カレーのレシピは各艦艇・陸上部隊ごとに違う。