話が長くなって、結局自分でも何が言いたかったのかわからなくなってしまう。
そんな人へのお勧め
この記事を読めば
話をする目的はなにか?
結局、ゴールはどこなのか?
話をする事でなにをしたいのか?
そして端的に話す事がいかに大切かを知れます。
一分で話せ
この本を読んで劇的に伝えるスキルがアップしたので、最初にこの書籍を紹介しておきますね。
そもそも「人は、相手の話を80%聞いていない。」
この書籍の筆者が序章で書いている言葉です。「自分が伝えたい事を話せば、人は話を聞いてくれる。」と多くの人が誤解しているようです。
聞く身になって考えれば、なるほどその通りだと思う。
人に「動いてもらう力」を考えろ
なぜ話すのか?最終目的は伝えるためではなく、相手に動いてもらうためです。話す事は手段であって、話して伝えても理解してもらうはゴールにならない。
話をして伝えて理解してもらったけど「わかりましたけど、だからなんですか?」となって、そこで終わってしまうと話した意味がない。
1分で話せるように話を組み立て、伝えよう
結論を先に話し、次に根拠を話す。加えて相手に動いてほしい事を話し、その理由を話す。いらない言葉を徹底的に排除してスッキリ・カンタンでまとめる。
人はストーリーを組み立てるように話ます。でも伝えるときは重要な結論から話をしたほうが、聞くほうにとっては頭に入ってきやすいのです。
なるほど。時系列で話しているほうが話しやすいけど、伝え方としては結論ありきで話すほうが伝えやすいわけだな。
右脳と左脳に働きかけろ
理屈だけで人は動かない。相手の心に響いた時に人は動く。
なぜ理解したけでは動かないのですか?
言葉じゃなく心がその人の行動を決めているんだよ。
ここは、この本の根幹。読んでみて下さい。スイスイ頭に入ってきます。「あー わかるわかる」みたいに実感しながら読み進められます。
読み終わった感想とお勧めポイント
この本の面白いところは、単に起承転結をつけて1分で話す事ではなくて、プレゼン力を説いている点です。人を動かすためには加えて感情に働きかける事が必要と書いてあります。
話す技術だけではなく「動かしてなんぼ」の精神で書かれているので、即実践で活用出来る内容でした。
仕事で活かせる本でした
僕は12名ほどのチームを率いて仕事をしているので、朝礼の時に相手の目を見て話をします。良いところは褒めて、改善してほしい所はお願いする。仕事の業務命令でも、上から目線で命令されては「やらされている感」が出てしまって、やる気を上げる事ができない。だから右脳に働きかける大切さは知っています。
スタッフの自主性とやる気、やりがいを育てて、チームをひっぱってゆくのに努力はしていますが、時に「話の内容がわかりずらい」「話が長くて結局、何が言いたかったのかわからなかった。」といった意見もちらほら聞こえていました。僕は理論的にスッキリ・カンタンに話せていないのです。
この本に書かれている「相手の右脳と左脳を動かす。」の大切さは身にしみて実感するところです。だけど上手くいかない。話す技術がない。自分がなにを言いたかったのか迷子になってしまう。そんな歯がゆい思いをずーっと抱いてきました。
そんな時に、この本にめぐり合いました。
お勧めの一冊です。
目次
序章
そもそも「伝える」ために考えておくべきこと
第1章
「伝える」ための基本事項
第2章
1分で伝える
第3章
相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
第4章
1分でその気になってもらう
第5章
1分で動いてもらう
第6章
「伝え方」のパターンを知っておこう
第7章
実践編
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