行動力の使いどころ

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休むための仕事

2026年9月17日木曜日

朝からバタバタしていて、段取りをおさらいしていた。マンションに住む八木(仮名)さんの介護は、山田(仮名)スタッフと大栗(仮名)スタッフにお願いした。彼女らを優秀で、責任感があるので、事前にこの仕事をしますと紙に書いて僕にくれた。

18日(金)には、訪問看護が入るので、祭礼中の事務所お休みの連絡は入れて、八木さんの薬の置き場所や、曳行時間などを伝えて、彼女らのサービスが滞ることなくできるように連絡をした。

あとは、メダカの餌を買った。旅行中の3日間、餌をやらなくても大丈夫という、水に溶け出す餌というようなものがあって、それをメダカの鉢に入れた。そして猫対策でメダカの鉢に金網を設置して重りを置いた。

庭の花にたっぷりと水をやり、この3日間で多分枯らしてしまうだろうが、戻った時にどう復活させるかは、戻った時に考えることにしよう。

東側さんが帰る間際に「良い連休を楽しんでくださいね。」と声をかけてくれて、木曜日の仕事が終わる。中山(仮名)さんは、もうすでに連休に入っているので、今日を入れれば4連休だ。彼女は念願の徳島県にある剣山に行こうとしている。

僕もここから3連休だ。岸和田だんじり祭りで、ここしか僕の連休がない。あとは正月ぐらいだ。去年は、八木さんが転倒して動けなくなったから、この連休では介護に明け暮れていた。今年は、だいぶ復活はしたけれども、まだ介護が必要で、本来であればこの連休は再び介護で明け暮れる予定だった。

人を雇う

「山田さん。だんじり祭りの時に仕事だよね?」

「そうですよ。金曜日と土曜日は、何件か訪問が入っていますから。」と山田さんは答える。

「あのさ、その訪問の間にアルバイトしない?八木さんをその合間でもいいから見て欲しいんだよ。」

山田さんは、八木さんの状態を良く知っていたから、引き受ける敷居がぐっと低いだろうと考えて依頼してみた。思った通り八木さんはふたつ返事で引き受けてくれた。

「ありがとう。じゃあさ、2日間頼めるかな。1日5000円出すから、合計1万円で。」と言うと、「主任それはいくらなんでも、もらいすぎですよ。」と山田さんは恐縮した。

「別に構わないよ。気持ちだから。この仕事を引き受けてくれるから、僕は旅行に心置きなくいけるんだから。」と言って、財布から1万円を出し先払いで支払った。

大栗さんは日曜日を担当してくれる。同じように、大栗さんにも賃金を支払った。会社が雇用するわけではなく、僕が個人で2人を雇い入れて、仕事を依頼したわけだった。

これで僕は連休を休めるようになった。

自分を後回しにすること

最近の僕には、行動力がついたと思う。気になったところには出かけて、やってみたいことにはチャレンジをして、役割でするべきことよりも、やりたいことを優先するようになった。

その生き方が、たぶん身体から滲み出ているのだろう。そんな自由な雰囲気が、相手に伝わり、僕に興味を持ってくれる人が増えた。

「お祭りに戻ってきいや。眠たい事を言ってたらあかんで。」とさっくんが僕に言った。

「祭りには戻りませーん。だって好きじゃないんだから。」と僕はニヤニヤして言う。

「もうえつしとは仲直りしたんやろ。だから祭りに戻ってきたらいいやないか。」と水野くんが言う。

「和解したのと、祭りに戻るのは別の話だからね。祭りに復帰したら、せっかくの連休が祭りに取られちゃうじゃないか。休める日に休めないしね。」と僕はハッキリ物を言う。そこであやふやな返事をしていると、相手に期待を持たせてしまって、また勧誘を断る手間が増える。

自分が休めるために力を使うようになった。自分が動けば現場がまわると考えるのは、簡単なことだ。自分がいなくても現場は回るのだと段取りを組むことに価値を感じるようになった。

だから今年は、旅行に行く。そのために行動力を使う。

念願のロープウェイ

新穂高ロープウェイ。奥穂高に繋がる登山口が終点なのだ。

標高2000m まで一気にロープウェイで駆け上がる。日本でココでしかない2階建てのロープウェイだ。利用者さんで、山登りは好きだった人がいた。その人が穂高はいいよと言っていた。

いつか登ろうと思い、色々調べていると、ロープウェイ駐車場は夜中に行っても満車になっているとかで、また始発の8時台のロープウェイには行列ができるとかで、なかなか大阪から行くには敷居が高そうだった。

今回その下見に行こうと、2026年9月18日早朝に出発する。

6時間かけて、飛騨高山に入る。そして飛騨牛の寿司があるという有名な店に寄り道をして、少しの観光しながら、車を走らせ新穂高ロープウェイの駐車場が見えてきた。

なるほど、ここは駐車場になるわけか。いくつか増設されているので、平日のこの日はガラガラだった。来年もう一度、穂高に来て登山をするには、金曜日を狙うしかない。また、明日も少し駐車場を見に来れば、週末の混み具合も確認できるだろう。

ロープウェイで登ると、気温は一気に下がり、2000m 付近の終点に行くと、もう雲に手が届きそうだった。ここから1時間ほど登ったところに、山小屋が見えるので、まずあそこで宿を取って満天の星空を見上げて、翌日に山頂へチャレンジという流れであれば、十分に楽しめるコースになるだろう。

ある程度の目途が立ったので、ひとまず今回の旅の目的は達成されたわけだが、今日は土曜日だ。上高地にでも足を延ばしてみるか。穂高への登山コースは、新穂高ロープウェイの他に、上高地からアタックする手もある。これはフィットネストレーナーのマリアさんの動画で確認している。

登山口付近には、野生の猿が出るとかで、なかなか楽しそうだ。登山口付近まで行ってみて、野生のサルを見るのもいいかもしれない。熊に出会った時は、クマスプレーを持っているので大丈夫だろう。

少し今日泊まった宿は最高だった。じゃらんで予約した宿だったので、ドコモポイントが使える。ドコモカードにすべての支払いを集中させているので、知らぬうちにポイントが貯まっている。そのおかげで安く泊まれるわけだ。

秘湯の宿と言われるだけあって、豊富な源泉が湧き出ていた。ロビーには65℃の温泉が流れ出していて、そこで温泉卵を売っている。露天風呂は、貸し切り露天風呂がいくつもあり、予約なしで入れてしまう。空いてますの看板を取れば、入浴中という表示に変わり、入ると鍵がかけられて、自分だけの露天風呂が楽しめてしまう。料理もこれでもかとメニューが数多く出てきた。白州のハイボールを美味しくいただき、川沿いのザーザーという自然音と共に、今日の日記を書いている。

なんだか、どこかの文豪みたいだ。そんな贅沢なひと時のために、行動力を使って良かったと思える。

行きたいところへ行こう。荷物を軽くして。

A Time For Love

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この記事を書いた人

福祉事業の経営をしてます。①小規模多機能のケアマネ②現場の介助③厨房で料理作り④体操教室など地域ボランティアをしています。
「やってみる」を軸に人生の幅を広げます。ウインドサーフィン・登山・カメラ・バイクはSV650・競馬・FX・株式投資・投資信託などなど。体験を記事にしています。

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