あなたは自分のことが好きですか?
一つの言葉に集約しましたが、これが出来れば自尊心を持つことができます。
自尊心を持ったら何がどう変わるの?
実りある豊かな人生をつくるために自尊心を保つということは大切なことなのです。
自己愛を育て自尊心を抱くために必要な事は些細な心掛けのみです。
苦難を乗り越えお金を稼げなければならないとか、理想の自分になって完璧な人格形成をしなければならないとか、それは社会通念上の価値観です。社会通念上の価値観に当てはめて自分自身をつくると他人の人生を歩む事になります。
他人の価値観で自分を作る事は、他人の価値観という眼鏡を通して社会を見る事になります。するとどこまで行っても満たされないという状況にぶち当たります。
社会通念上の価値に身をおくのではなく、自分にとって何が大切なのか?このことをじっくり考える事が大切です。
自分の幸せとは何か?を思い描き、心の向きを少しだけ変えるだけで自尊心は身に付きます。その方法を今からいくつかご紹介します。
発展途上の未完成な自分だということを知る
恥をかいても失敗してもそこから学びがあれば成長に繋がります。学んで自分の足らなかったピースを埋めていけば、どんどん視野が広まり自己成長することができます。その成長を楽しむことができれば、恥をかくことや失敗することにこだわりを捨てることができる。日々の成長している自分を好きになる事に繋がってきます。
自信を持つ
他人と自分を比べることで自信は打ち砕かれていきます。「尊敬する人」や「すごいなあと思う人」と比べて「自分はなんて情けない人物なんだろう・・・」と卑下してしまいます。ですが、冷静に考えてみてください。あなたが尊敬している人もコツコツと努力を続けて、自分自身にスキルを身につけて学びと成長につなげてきた結果なわけです。
結果だけを見れば惨めな気持ちになるでしょうが、あなた自身も学び成長することができるのです。尊敬する人をお手本に学んで成長する事が出来るのです。学びと成長の過程を楽しむことができれば、日々成長を重ねていく自分に自信が持てるようになってきます。
他人との違いを認めよう
人それぞれ価値観や常識、そして背丈や容姿、加えて性格や習慣そして癖など。ありとあらゆる事で他人と違います。 私たちは無意識のうちに自分と同じ考えをしていると思いがちですが、現実的には他人は他人、自分は自分で、その人なりの世界で暮らしています。なので違って当然なのです。
ですが、私たちは学生の頃に協調性を学び社会性を学んできました。みんなと一緒でないといけないと言った暗黙のルールに縛られて生きる事に慣れてしまっています。まずはそれを見直してみましょう。すると見える世界が変わってきます。
他人との異なった意見を受け入れ、自分の意見を伝えると、そこに違いは当然生じます。それがいたって普通のことです。まずはそれをしっかり認識したうえで、もし余裕があればその違いを楽しみ学びにつなげることをお勧めします。
自分だけの世界で生きるよりは、自分と違った未知の世界を知り、世界を押し広げて生きてゆくのは楽しいものです。楽しさは学びの速度を押し上げて、どんどんあなたの器を満たしてくれます。より深みのある人生を楽しむことが出来るでしょう。
他人に興味を持つ
この人はどんな世界を持っているんだろう?好奇心を持って関われば他人との接し方が変わってきます。学び成長させてくれる他者に対する「好奇心」が他者との関わり方を変えてゆくのです。この行為自体が自分とは違う物の考え方をする相手への尊重に繋がります。相手を尊重すれば、人間関係に信頼を築く事が出来ます。信頼関係を培う他者との関わり方ができる事は、自分自身に対しての信頼にもつながってきます。すると次第に自尊心が芽生えてくるのを感じれる事が出来るのです。
自分の人生に責任をもつ
人生は浮き沈みがあります。良い時もあれば悪い時もある。悪い時に周囲の環境のせいにせず、自分と向き合い自分と対話をする。なにがいけなかったのか?失敗から学ぶ姿勢は、自分が強く精神的に成熟していることを感じられるでしょう。
まとめ
自尊心を育てる事は、自分を内面から変える事です。内面から変えると自信がもてて、些細な行動に変化を及ぼします。他人がどんなに傲慢であってもそれは他者の課題であり、あなたの課題ではありません。他人の傲慢さを承認欲求で受け入れてしまえば、他者の価値観で生きてしまう事に繋がります。課題の分離で他者と自分の課題を分けて考える。そして承認欲求で他者の課題を引き受けない。嫌なものは嫌だと断る。そして自分の課題に集中する。それで相手が自分の課題と向き合わず傲慢が治らないなら、距離を置く。感情に感情で反応すれば事態は悪くなる一方である。
ひとたび承認欲求を否定すれば、他人に認められたいと思わなくなったりもします。自分を認めるのは自分のみ。他人に認められたいという承認欲求を必要とせず、ありのままの自分を受け入れる事が大切。
そのためには自分を好きになる事が前提になってきます。自分を好きになるには、他者と繋がり、他者との関係性において「相手は自分に何をしてくれるのか?」という視点ではなく、「自分は相手に何が出来るのか?」という貢献感を持つことが大切になってきます。他者と繋がり、他者のためになっていると感じる事が出来れば、おのずと自分はココに居て良いという居場所が出来て自分自身を好きになる事ができます。
自分を好きになれれば、威張ることがなくなり、自然体で他人と接する事が出来たり、自尊心はあなたの人生の側面すべてに影響を与え始めて、あなたを幸せに導く事に繋がります。いつも自然体で相手を尊重出来て、自分を大切に出来る人に、人は好意を寄せるものだからです。