風にまかせて
土曜日の朝。
ブログを書いて、心の整理をしてから、
昼過ぎに車で和歌山の田辺へ向かいました。
そこから、夜の龍神スカイラインへ。
ライトに浮かび上がるイノシシやタヌキ、鹿たち。
夜の山が、生きていることを思い出させてくれました。
少し怖かったけれど、
それ以上に、静けさと自然の気配が心地よかった。
夜はゆっくり走らないと衝突する pic.twitter.com/leDe6ywHZj
— ライカー副長 (@yamaosun) October 19, 2025
風の音と、動物たちの気配と、
自分の呼吸だけ。
夜中の山道は本当に不気味で怖い。
霧がところどころ覆いかぶさってくる。
そんな夜を越えて、日曜日。
本当はウインドサーフィンに行こうかと思っていたけれど、
心に正直に聞いてみたら、
「今日はバイクに乗って風を感じたい」と、僕の心が云う。
昼からふらっと、京都競馬場へ。
出発が遅かったので、9Rからの参加。
9R、10R、11R、12Rと、4レースだけ。
全部外れました。出費は2,500円ほど。
今日も負けた pic.twitter.com/cousTgtmEN
— ライカー副長 (@yamaosun) October 19, 2025
でも、不思議と悔しくはなかった。
ハイボールを飲みながら芝生に座って、
パドックで馬を眺めたり、
リニューアルした競馬場を歩いて見て回ったり。
そういう時間が、思いのほか楽しかったんです。
馬の走る音と、風の通り道。
日常から少しだけ遠ざかって、
今の自分の輪郭が、ほんの少し見えた気がしました。
最終コーナーをまわって、
馬たちがまっすぐに風を切る。
その地響きのような音が胸の奥に響いて、
ふと、思いました。
――きっと、どこかで同じ音を聴いているんだろうなぁ。