風にまかせて

風にまかせて

土曜日の朝。
ブログを書いて、心の整理をしてから、
昼過ぎに車で和歌山の田辺へ向かいました。

そこから、夜の龍神スカイラインへ。

ライトに浮かび上がるイノシシやタヌキ、鹿たち。
夜の山が、生きていることを思い出させてくれました。

少し怖かったけれど、
それ以上に、静けさと自然の気配が心地よかった。

風の音と、動物たちの気配と、
自分の呼吸だけ。

夜中の山道は本当に不気味で怖い。
霧がところどころ覆いかぶさってくる。

そんな夜を越えて、日曜日。

本当はウインドサーフィンに行こうかと思っていたけれど、
心に正直に聞いてみたら、
「今日はバイクに乗って風を感じたい」と、僕の心が云う。

昼からふらっと、京都競馬場へ。

出発が遅かったので、9Rからの参加。
9R、10R、11R、12Rと、4レースだけ。

全部外れました。出費は2,500円ほど。

でも、不思議と悔しくはなかった。

ハイボールを飲みながら芝生に座って、
パドックで馬を眺めたり、
リニューアルした競馬場を歩いて見て回ったり。

そういう時間が、思いのほか楽しかったんです。

馬の走る音と、風の通り道。
日常から少しだけ遠ざかって、
今の自分の輪郭が、ほんの少し見えた気がしました。

最終コーナーをまわって、
馬たちがまっすぐに風を切る。
その地響きのような音が胸の奥に響いて、
ふと、思いました。

――きっと、どこかで同じ音を聴いているんだろうなぁ。

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この記事を書いた人

福祉事業の経営をしてます。①小規模多機能のケアマネ②現場の介助③厨房で料理作り④体操教室など地域ボランティアをしています。
「やってみる」を軸に人生の幅を広げます。ウインドサーフィン・登山・カメラ・バイクはSV650・競馬・FX・株式投資・投資信託などなど。体験を記事にしています。

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