昨日は、朝から掃除で、昼も掃除。ジムにも行かずひたすら掃除していました。
書類が散乱しているのが頭のカオスをつくり、どこに向かって何をしたいのかがいまいち見えなくなっていたので、掃除したことで気持ちも整理されたような気がします。
先日、包括支援センターより講師依頼があって、地域住民が参加する会議で講演をしてきました。
- 社会福祉協議会の役割と業務内容
- 地域包括支援センターの役割と業務内容
- 民生委員・児童委員の役割説明
- 事例紹介
- きんきゅうカード・災害時批難行動要支援者名簿の説明
- 質疑応答
この講演内容のなかで、事例検討を担当してきました。
事例検討の内容は事前に確認していたので、その中での地域密着型サービスの役割を説明します。
簡易的にマインドマップを描いて、話のポイントを整理します。
講演の組み立て
時間配分を考え、特にココ(赤枠)に絞って話をしようと考えました。時間が余った時に時間調整のためポイント2⃣(青枠)も用意しました。
とまぁ、こんな感じで準備をして会議に臨みました。
まずボクが見たところは会議の参加者。
参加者は
- 民生委員・児童委員
- ケアマネージャー
- 役所担当者
参加者を見て講演内容を少し変更。話すポイントは同じですが、誰に向かって話すのかで、話し方や訴え方が変わってくると思っています。ここでひとつづつ整理してゆくと
民生委員
- 地域でボランティア活動をしている。
- 地域貢献をしているという自負がある。
ケアマネージャー
- 利用者さんのケアプランを立てている。
- 仕事しやすいパートナーを探している。
役所担当者
- 介護保険の運営をしている。
- 現場の話を聞いて見識を広めたいと思っている。
まずは話を聞いてくれる環境をつくるために、民生委員に向けて「日頃の活動への感謝と労い」を行いました。自尊心を少しくすぐる感じで。
地域密着型サービスの運営は、地域の方に支えられて運営出来ている事をしっかり話して、地域は人であると。つまり民生委員の方々を中心とした人の繋がりが地域であり、地域で発言力と影響力があるみなさんの力を少し貸してほしいと伝えて、講演をスタートさせました。
会議参加者が話を聞いてやろうと思ってくれないと、どんな話も届きません。心に届かせるために、感情に訴える方法で、事例とからめて説明しました。
キーワードは
- 独居で独り暮らし。(孤独)
- 寂しさを募らせている。(寂しい)
- 将来への不安がある。(不安)
- 地域で共に喜び悲しむ。(感情の共有)
地域密着型サービスの制度論を話したところで届かないと思ったので、制度論はすべて省いて、感情論で共感を呼ぶ作戦に変更しました。
うんうんと頷いていた方がたくさんいてたので成功だと思います。
ケアマネジャーに対しては、地域密着型サービスを利用するメリットを説いてみました。キーワードは
- ケアプランは変貌してきた。(時代は変わった)
- 利用者と地域を結ぶ役割となった。(地域と繋がらないといけない)
- 地域と繋がりが深い地域密着サービス(人脈を紹介できる)
地域包括ケアシステムが動き出してから、地域と関わりのあるケアプランの作成が求められてきました。地域といっても地域の社会資源と繋がりをもたなければケアプランに反映できません。
つまりケアマネージャーの地域との人脈が大切になっていているのですね。だからこそ、地域密着サービスを使うと、お手軽に地域住民とのパイプを紹介出来るメリットを打ち出します。
役所担当者に対しては、実際のところ現場を理解出来ていない人が多いです。ゆえに制度論を押さえながら、実際の現場でどのようなアプローチで動いているのかを伝えれる事が出来れば成功だと思います。
まとめ
講演の資料を作る。マインドマップでポイントだけをまとめておく。
参加者の立場と顔ぶれを見る。
参加者の立場から聞きたい事を想像する。
参加者のニーズを満たすようにマインドマップを組み直す。
後は時間を見ながらマインドマップどおりに話をする。