【競馬】オッズではなくデーターから消去法で軸馬を見つける

ということで、軸馬の選定方法として書きます。

目次

消去法で軸馬をみつける意味

ミラーの法則

競馬では、1レースに出走する馬が10頭以上(例えば18頭立て)になることも珍しくなく、馬の過去の成績、騎手、調教師、馬場状態、オッズなど、考慮すべき要素が大量にあります。この情報過多な状況で、ミラーの法則がどう関わってくるかを以下に分解して説明します。

選択肢の処理限界
18頭立てのレースで、全ての馬を平等に評価しようとすると、頭の中はすぐに「情報過負荷(オーバーロード)」に陥ります。ミラーの法則に基づけば、人間が同時に意識して比較できる馬の数は5~9頭が限界。つまり、18頭全てを一度に頭の中で検討するのは難しく、自然と「絞り込み」が必要になります。これが、消去法や直感が競馬予想でよく使われる理由の一つです。

消去法との相性
前回の回答で触れたように、消去法で18頭から5~7頭に絞るのは、ミラーの法則と一致します。5~7頭なら、短期記憶の中で各馬の特徴(例えば「この馬は先行型」「この騎手は信頼できる」など)を保持しつつ、比較検討が可能です。これ以上多いと、どの馬が何だったか混乱しやすくなり、逆に少なすぎると選択肢が狭まりすぎて「本当にこれでいいのか」と不安になるかもしれません。

着秒差0.5秒以下は消去

競馬で0.5秒差というのは、馬の走る距離に換算すると結構大きな差になります。

一般的には、競走馬の平均的なスピード(秒速約16〜19m)で考えると、0.5秒の差は約8〜9.5メートルくらいの距離に相当します。これは競馬場での1馬身(馬の体長)が約2.4〜3メートルとされるので、だいたい2〜3馬身分の差になる計算です。

実際のレースで見ると、0.5秒差は「接戦」とは言えないまでも、決定的な大差でもない微妙なラインです。

今回は、軸馬を探すのが目的なので、接戦を行えていない馬は消去。

着秒差0.3秒以内は残す

競馬で0.3秒差の場合、先ほどの基準(馬の平均スピードが秒速16〜19m)を当てはめると、距離に換算して約4.8〜5.7メートルくらいの差になります。1馬身が約2.4〜3メートルとされるので、0.3秒はおおよそ1.5〜2馬身分の差に相当します。

レースで見ると、0.3秒差はわりと「接戦」に近い雰囲気です。直線でゴールに向かう場面を想像すると、前の馬と後ろの馬が少しだけ離れているけど、まだ競り合い感が残るようなイメージですね。観客としては、「勝負あったけど、僅差だったな」と感じるくらいの差です。

次のレースに繋がる着秒差です。

消去法で消しまくった出馬表

格下レースから格上レースに初出場した馬を消す

出馬表を見ていて前走・前々走と1着で連勝を続けていても、格上のレースに出走しました。実力が足りませんでしたという事は多々あります。

格上のレースに初出走という時は、いくら前走で1着勝ちしていても要注意なので、僕の場合は軸馬にはしません。

以下にレースのランクを記載しておきます。

上位ランク(重賞およびリステッド)

G1(グループ1)
最高峰のレース。例: 日本ダービー、ジャパンカップ。

G2(グループ2)
次位の重賞。例: 毎日王冠、スプリンターズステークス。

G3(グループ3)
三番目の重賞。例: 中山記念、函館スプリントステークス。

リステッド競走(Listed)
重賞未満だが上位のオープンクラス。例: キャピタルステークス。

下位ランク(条件戦)

条件戦は「オープンクラス」以下に位置し、馬のクラス(勝利数や収得賞金)によってさらに細分化されます。以下に代表的なものを上位から順に示します。

オープンクラス(OP)
重賞やリステッド以外の「特別戦」が含まれる。勝利数や賞金の制限がないレース。
例: オープン特別(名称付きのレースが多い)。

3勝クラス(旧1600万下)
3勝を挙げた馬や一定の賞金を獲得した馬が出走。
例: 「4歳以上3勝クラス」など。

2勝クラス(旧1000万下)
2勝を挙げた馬が出走。
例: 「4歳以上2勝クラス」など。

1勝クラス(旧500万下)
1勝を挙げた馬が出走。
例: 「4歳以上1勝クラス」(ご質問にあったもの)。

未勝利
まだ1勝も挙げていない馬のためのレース。
例: 「3歳未勝利」「4歳以上未勝利」など。

新馬
デビュー戦となる馬のためのレース。
例: 「2歳新馬」など。

馬の年齢を考慮にいれる

以下は、日本中央競馬会(JRA)の古馬混合レースにおける馬齢別の勝率を、過去の傾向に基づいて箇条書きで比較したものです。具体的な数値は年や条件により変動しますが、一般的な目安として考慮します。

3歳馬
勝率: 約30~35%(1番人気の場合)。秋以降は特に高い傾向。
特徴: 成長途中で勢いがあり、古馬との初対戦でも好成績を残すことが多い。

4歳馬
勝率: 約25~30%(1番人気の場合)。
特徴: 体力と経験が充実し、全盛期の入り口として安定した勝率。

5歳馬
勝率: 約25~28%(1番人気の場合)。
特徴: 全盛期のピークで、4歳と同等かやや劣る程度の勝率を維持。

6歳馬
勝率: 約20%以下(1番人気の場合)。
特徴: 体力の衰えが始まり、勝率が低下傾向に。条件次第ではまだ活躍可能。

7歳以上の馬
勝率: 約15%以下(1番人気の場合)。
特徴: 衰えが顕著で、1着率は大きく低下。馬券に絡む頻度も減少。

今回は消去法で軸馬を見つける方法ですので、7歳の馬を消去対象にします。

まとめ

競馬で18頭から消去法を使うなら、5頭前後まで絞るのが適切だと思います。

これなら情報過多による迷いを避けつつ、勝つ可能性のある馬をカバーしやすく、選択の満足度も高まるでしょう。もちろん、もっと自信があれば3頭まで絞ってもいいし、賭け方によっては7頭くらい残しても楽しめるかもしれません。あなたのスタイルや目的次第で調整してみてください!

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この記事を書いた人

福祉事業の経営をしてます。①小規模多機能のケアマネ②現場の介助③厨房で料理作り④体操教室など地域ボランティアをしています。
「やってみる」を軸に人生の幅を広げます。ウインドサーフィン・登山・カメラ・バイクはSV650・競馬・FX・株式投資・投資信託などなど。体験を記事にしています。

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