乗鞍岳は、剣ヶ峰(標高3,026m)を主峰とする山々の総称です。今回は乗鞍高原スキー場にある三本滝レストハウスから剣ヶ峰(標高3,026m)へ登頂する登山記録です。
三本滝レストハウス
登山口までの行き方
まずはGoogleマップで検索「三本滝レストハウス」して目的地へ行きます。
ここに比較的大きな駐車場があります。
ここから先はマイカー規制が入ります。バス及びタクシーで標高2.800m付近まで行くことが出来ますが、今回は三本滝から山頂を目指します。
ボクは大阪から出発したのですが、6時間ほどかかり2:00amに到着しました。夜中は真っ暗で自動販売機の光だけがまぶしいぐらいに灯っていました。夜空の撮影をしようと思っていたのですが、自動販売機の光が邪魔で断念。
途中のコンビニに買ったビールを飲み、明日に備えて寝る事にします。
翌朝、車のドアを閉める音で起きたのが5:30am。早朝から続々と車が乗り入れられます。みなさん登山かと思いきやほとんどがサイクルスポーツです。乗鞍スカイラインは空に一番近いバイシクルロードなのです。壮大な景色を眺めながらライドするのでしょうね。
ボクも装備を整え、朝ごはんを食べて出発。標高1800m付近から3026mを目指して登頂開始です。
- 外に24時間開いてるトイレがあります。
- 駐車場は6:00amには入らないと停める事が出来ない。
- 自動販売機があり最終の水分確保の地点です。
- 買い物するとこは無いので町のコンビニで買い物をすましておきましょう。
水分は個人差もありますが、ボクはベットボトル4本でギリギリでした。山頂に着く頃には飲み干していました。ペットボトルは荷物になるのでペットボトルホルダーを装備しておくことをお勧めします。
三本滝
レストハウスの横を進みます。登山道は赤い布が枝に巻き付けられてあり迷う事はありません。雑草も刈られて歩きやすい道が続きます。
しばらく行くと標識があります。三本滝方面と乗鞍岳方面に分かれます。寄り道で三本滝に立ち寄る事にしました。10分ほど歩くと三本滝。ここで道は行き止まり。どえらい高さから落ちる滝が3本。マイナスイオンポイント。写真をとりますかね。
再び乗鞍岳登山道へ
戻って乗鞍岳方面へ足を進めます。
ここから傾斜がきつくなります。登りきれば後はなだらかな道。森の中を登るわけですが、ここから虫地獄になります。
防虫対策を忘れずに
登山する時に防虫帽子をつけている人がいてました。虫は口に鼻にまとわりついてきます。これが口に入ると興ざめなんですよ。登山を楽しむためにも虫対策はしておきましょう。
登山は基本長袖を着ます。暑くて半袖になる時は、パーカーみたいな防虫ネットを。
虫よけブレスレット。虫や嫌がるアロマが入っているそうです。
服の上からスプレーして虫よけ。これ最強のような気がします。快適に登山できました。虫よけスプレー。
とにかく、夏の登山は低山ほど虫地獄です。山頂付近になり高い木がなくなれば虫地獄は脱する事ができますが、快適に登山を楽しむためにも防虫対策はしっかりしていきましょう。
定期的にチェックしたいサイトが以下バナー先で在庫一斉セールをしていたりします。モデルチェンジなどでセールを打つのでしょう。
森を抜けて
三本滝から森を抜けて車道に出たり、再び登山道に入って森の中を、そして車道に出て、そんな繰り返しで登山は進んでいきます。
そして沢登り。沢を抜けて再び車道に出ると、高い木はなくなり見晴らしが良くなります。7月というのに雪が残り、その雪でスキーを楽しむ人もいたりします。車道には自転車を楽しむ人もいたりします。
肩の小屋
スキーを楽しむ人を横目に肩の小屋までの岩場を登っていきます。ジグザク道ではなく真っすぐに。これが結構キツイのです。そして肩の小屋。ここでお昼ご飯にしました。
この肩の小屋から一気にラストスパートです。ここまではバスで来れるので、ここから登山客が多くなります。今までの登山道には全くといってほど登山客がいませんでした。この長い道のりに出会った登山客は10名足らずでしょうか。
肩の小屋から山頂へ
肩の小屋でお蕎麦を頂き腹ごしらえも終わりました。ここからラストスパート。乗鞍岳の山頂を目指します。登山道が大小の岩で埋め尽くらされています。グローブがあれば便利だと思いました。手をついて登れるので体力消耗を抑えられるからです。
山頂からの眺め
山頂に着くと神社がありました。鳥居をくぐり神社に参拝。簡易的な作りで山頂は狭く、登山客でひしめきあっていました。なのでココでひと休憩とはいかず、少しだけ景色を眺めることにします。
素晴らしい景色でした。流れる雲がめまぐるしく、景色がひらけたと思ったら曇り視界が悪くなったりします。雲はいきなり表れて包み込んできます。吹き上げる風に大自然を感じ登頂の達成感と相まって夢見心地です。
下山はバスで
下山はバスを使いました。肩の小屋からバスターミナルまで歩きます。道中も壮大な景色を眺めながら素晴らしい堪能しました。畳平バスターミナルは日本一標高が高いバスターミナルです。ここから三本滝レストハウスまでバスで下山。
ボクみたいに三本滝レストハウスから登る人もいますが、ほとんどはバスで畳平(標高2716m)まで行き、そこから山頂(標高3026m)まで登頂します。
乗鞍岳バスターミナルの情報が見れる動画はこちら
あとがき
大阪から1泊2日(車内泊)で乗鞍岳に登る計画でした。実際やってみると、8時間のロングトレッキングになりました。空気は薄く沢登りと最後の岩場がキツイです。ですが雲と同じ目線まで登る事が出来て自然に圧倒される景色。気持ちが沸き立ちました。
この記事にそって作った動画がこちら