息子のひと言で、お酒との向き合い方を変えてみた話
夜の風が少し冷たく感じるようになってきました。
季節の移ろいとともに、僕の中でも小さな変化がありました。
昨夜、息子と外で食事をしました。
その時に息子に言われた事が印象に残っています。
息子「まだ足、しびれてるのか?」
そう聞かれました。
もう1年くらい前。
コナミのプールで歩いていたとき、左足の裏に違和感があったのが始まり。
やがて右足にも広がって、今では両足がしびれている状態になりました。
息子は気にしてくれていたようです。



「酒をやめろよ。酒で足がしびれるって書いてあったぞ」
どうやら、調べてくれたみたいです。
その言葉に、少し心が動きました。



「まだしびれてるよ」
と返したけれど、その夜は、アルコールを控えました。
いつもなら当たり前に飲んでいたハイボールを、冷蔵庫に残したままにして。
そして今朝。
相変わらず体のダルさはあったものの、足のしびれが少し軽くなったような…
そんな気がしたんです。
本当に酒が原因なのかはわかりません。
でも、どうやらアルコールが長年にわたって神経を傷つけ、しびれを引き起こすことがある――
そういう情報も、医療サイトなどに記されているようです。
ただ、それは“長期・大量の飲酒”が続いた結果。
禁酒したからといって、すぐにしびれが治るわけではないことも知りました。
むしろ改善までには時間がかかるのが普通で、
場合によっては元には戻らないこともあるのだそうです。
そんなことを調べながら、
僕は「完全に禁酒する」という選択肢を一度、
手放してみることにしました。
無理せず、でも向き合う。
それが今の自分にできる“変わる方法”だと思ったからです。
だからこれからは、家呑みはやめる。
外では少しペースを落とすなどの
そういう、ちょっとした工夫を試してみようと思います。
そんな風にお酒と距離をとっていく中で、
体がどう応えてくれるのかを感じてみたいと思っています。
息子の一言がなければ、たぶん踏み出せなかった小さな一歩。
それが、今はちょっとだけありがたく思えます。
心配してくれる気持ちが、ちゃんと届いていたことを、言葉にできなかったけれど――
僕なりに、応えてみようとしているところです。
答えが出るには、もう少し時間がかかるかもしれません。
でも、それでいいと思える自分が、少しだけ好きになれそうな気がしています。








