荒ぶる心と家族の幸せを祈る心
今日はなんだか、気持ちがずっと沈んでいた。
足のしびれが続いていて、耳鳴りもひどくなってきていて、頭の中にキーンと張りつめ響く音がずっと離れない。昔ならこんな些細なストレスで体に不調が出るなんてことはなかったのに、今は違う。忍耐にも老いとともに錆がきているようだ。
仕事の終わる頃には、気力がゼロになっている。耳鼻科の夜診ぐらいなら行ける時間はあるはずなんだけど、動く気力がまったく湧いてこない。まるで軽いうつ状態のように感じることもある。
あの時と同じなんだ。環境が大きく変わったときに発症したうつ症状。そのときに経験した似たような無気力感がまとわりついてくる。
心配事は尽きない。
- 会社の運営
- 人材不足
- 息子の将来
- 娘はちゃんと頑張ってるだろうか
- 元妻の体調や精神状態
- 自分の健康のことも
誰かに愚痴を聞いてほしいと思うけれど、僕はいつも聞く側ばかりで、自分のことを話せる場所があまりない。今は心休まる日がなく、誰かに受け止めてもらえるような関係もいない。
今はただ緊張をひとりで緩める方法を試行錯誤するだけ。
ラッキー7
何かひとつだけでもうまくいくことがあれば、少しは気が楽になるのに。
そう思っていたら、ライカー副長の動画チャンネルの登録者数が「777」になった。
なんだかそれを見たとき可笑しかった。

ネガティブ思考にとらわれて、今の状況を悲観しすぎていたのかもしれないと思った。これは、ご褒美かもしれない。良いことが起こる前兆かもしれない。777だけでそんなふうに思えるんだから。
人生は線でとらえる
人生って、点で見ていると一喜一憂しちゃう。
良い時が良くて、悪い時が悪いって決めつけがちだけど、本当は波のようなもので、上がったり下がったりして、その波を乗り越えてゆくことが人生だったりする。
だから今が悪いからといって、ずっと悪いわけじゃない。
ちょうどそんなふうに、気持ちが少し軽くなって、「バイクにまたがってドライブでも行こうかな」と思ったとき、ふとエネキーのクレジットカード登録を更新していなかったことを思い出した。
以前フィッシング詐欺にあってカードを再発行していたので更新しないと給油出来ない。
目的ができたことで、外出するきっかけができた。
自分の機嫌は自分でとる
今日はそれだけでも十分かな。
出かけて、風を感じてくる。それが、今の僕にとって、必要なことのように思える。
昼過ぎにやっと動きだしてエネオスに行ってカードの更新をしてきた。そして帰り息子からLINEが入る。晩御飯を買ってきて欲しいらしい。
くら寿司によってにぎり積み合わせを買って帰る。

ドア越しに渡して終わり。なんの会話もない。
息子は服作りに今夢中なんだ。邪魔することは出来ない。そして彼は集中を邪魔されるのがとても嫌いだ。もう彼の思考はわかっている。

だから配慮する。
そのまま僕は屋上に上がり食事の準備に。今夜は寿司を夜空の下で食べようと思う。
癒しが足りないなと思ったので、オイルランタンを出してきた。ひさしぶりに燃料を入れて火を灯してみる。ゆらゆらとゆれる炎が、まぶしくて、静かだった。何も語らないのに、そこにあるだけで安心する光だった。
雨が降ってきたけど、雨で死にゃしない。このまま濡れながら、ランタンの炎をぼんやり見つめてハイボールを飲んだ。気持ちがいい。冷たい雨とあたたかな火のコントラストが、なんとも言えない心地よさだった。


ホルストの『惑星』を聴いた。学生の頃に見つけたCDだったけど、今ではAmazonで普通に聴ける。時代は変わったんだなぁと思う。技術も、環境も、選択肢も。
- 時代が変われば、僕たちの行動も変わる。
- 変わることは、悪いことじゃない。
- 変化を受け入れて、どんどん形を変えていけばいい。
- 執着したところで、いいことなんてないんだよね。
そう思いながら、この6年間の生き方を、そろそろ手放してもいいのかなぁと思ったりした。
人生、波は続くけれど、その波を越えてきた過去がある。
あのどん底の2019年を越えてきた僕が、今ここにいる。
なら、きっと、なんとかやっていけるだろう。
そして息子も娘も、そして元妻も、それぞれの場所で力をつけているはずだと、信じていよう。