iiyamaのAI対応PCでローカルAIをやろうとしたら…
僕は自由が好きです。
クラウドAIみたいに「これはダメ」「それは禁止」とか言われるのが大嫌い。
履歴が残ったり、勝手に学習に使われるのもごめんです。
そんな僕の目に飛び込んできたのが、
「iiyamaのローカルAI対応PC」という響き。
「これだ!制限なしで自由にAIが使える!」とワクワクして買ったわけです。
最初の壁:「ローカルAI対応」の正体
買ってみてわかったこと。
「ローカルAI対応」というのはAIが最初から入ってるわけじゃない。
CPUの中にNPUという“AI処理がちょっと速くなる装置”があるだけ。
例えるなら、工事現場にショベルカーを想像してたら、実際来たのは電動ドライバーだった…みたいな。
なんとか活用しようと試行錯誤
「まぁ、軽いAIなら動くんじゃない?」と思って、
画像→動画を作れる無料ソフトを調べる。
- ComfyUI+AnimateDiff
- Stable Video Diffusion(SVD)
- DiffusionFrames
調べれば調べるほど「これはGPU(NVIDIA)があった方が快適」という事実にぶつかる。
僕のPCにはIntelの内蔵GPUしかない…。
「じゃあCPUで動かすか」と思ったけど、動画生成は1本に何分もかかる上に低解像度。
これじゃあ“自由”を感じる前に気力が削られていく。
外付けGPU案に心が揺れる
そこで浮かんだのがeGPU(外付けGPU)。
Thunderboltケーブルで接続すればNVIDIA GPUが使えるらしい。
でも計算すると、
- eGPUケース:5万円前後
- GPUカード:6〜12万円
合計10万円以上。
しかも性能は同じGPUでも内蔵時の8割程度。
「うーん、これなら新品で買い直したほうが…」という気持ちがじわじわ。
結局、新品が最適解
考えた末、こういう結論になりました。
制限なしのローカルAIを快適に使いたいなら、最初からNVIDIA GPUを積んだ新品PCが正解。
eGPUより性能も安定性も高く、長期的に見てもコスパがいい。
マジでバカです。買う前にちゃんと調べろって話です。
予算別おすすめ3選
1. コスパ重視(約12万円)
GALLERIA RM5R-R46(RTX 4060, Ryzen 5)
- 初めてのローカル生成AIにぴったり
- 短尺動画や静止画生成は快適
2. 安定パワー型(約24万円)
RTX 4070 搭載PC(Core i7-12700Fなど)
- 高解像・長尺動画も余裕
- ゲームや映像編集にも対応
3. カスタマイズ重視(約27万円〜)
G-TUNE FG-A7G70(BTO対応)
- 用途に合わせてGPUやメモリを選べる
- RTX 4080以上も搭載可能
RTX4060・4070・4080ってなに?
上のパソコンの中で「RTX4060」とか「RTX4070」「RTX4080」という言葉が出てきましたが、
これはNVIDIA(エヌビディア)というメーカーのグラフィックカード(GPU)の型番です。
パソコンで言えば、CPUが“頭脳”なら、GPUは映像やAI計算をする筋肉。
AI動画生成のスピードや画質は、この筋肉の力加減でほぼ決まります。
数字の違いは性能のランク。
簡単にいうとこんな感じです。
- RTX4060 → 中級クラス。画像生成や短い動画は十分こなせる。消費電力も少なめ。
- RTX4070 → 中上級。高解像度や長尺動画も対応できて、速度も快適。
- RTX4080 → 上級。超高速で、大きなAIモデルや高画質動画生成に向く。
僕みたいに「制限なしで自由にAIを動かしたい」なら、このGPU選びがめちゃくちゃ重要。
数字が大きくなるほど、できることの幅が広がり、生成の待ち時間も短くなります。
要するに――
「自由に遊ぶなら、筋肉を強くしとけ」ってことです。
僕の教訓
最初からGPU搭載PCを選べば、
- 制限なし
- 高速
- 高画質
三拍子そろった環境が手に入る。
「ローカルAI対応」の文字だけで飛びつくと、僕みたいに紆余曲折を経て新品にたどり着くことになるかもしれません。