【アメリカ経済とインフレの行方】暴落リスクと日本で資産形成を続けるために
2025年10月。
アメリカ経済の足元が、少しずつ揺れてきているように感じています。
海外に目を向ける
息子が海外に目を向けている理由がわかったので、僕もニューヨークのインフレに興味をもつようにしました。アメリカの物価が高いのはグアムで体験し、その経験に無関心でいるよりも、次へつなげてゆこうと考えたからです。
ニュースや新聞では報道しない情報を、Youtubeで知る事が出来ます。

僕が好んで見るチャンネルはこれ
アメリカで起こっていること



いろいろ知識をつけて学んだ事を整理すると
失業率がじわじわと上昇し、FRBはついに利下げに踏み切りました。
住宅ローン金利やカードの利率が少し下がる兆しはあるものの、すべての生活コストが緩むかというと、そうでもないように思います。
今やアメリカの物価は上がり続け、家賃も一気に上がり、仕事をもつ人でも家賃を支払えなくなり、車で生活する人も珍しくなくなってきたようです。
そもそも、なぜインフレが起きたのか
2019年にコロナ禍で世界の物流が止まります。アメリカ政府は給付金や支援金で国民を支えた結果、国民はお金があるけれども、物流や工場がストップしているのでモノが足りないわけです。
足りないものをみんなが欲しかるので、ここで物価が上がってきます。
そのタイミングでロシアとウクライナの戦争が始まり、エネルギー価格も跳ね上がります。
そこへトランプ大統領が移民の追い出しを図ります。
移民がいなくなり、安い労働力が減った分、人件費が上がって、そのコストが価格に転嫁される。
重なり合った小さな火が、大きな炎になっていったように思います。
- コロナで物が足りない→物価上がる
- エネルギー価格上がる→さらに物価上がる
- 人件費上がる→さらにさらに物価上がる
FRBはインフレ抑制のために利上げを進めたけれど、2025年に入り景気後退の兆しが見えてきて、今度は利下げに転じています。
景気後退といえど、これは物価高に拍車がかかり生活が成り立たなくなった人が多くいるだけで、リーマンショックなどの大きなネガティブイベントが起きたわけじゃない。
コロナ、戦争、移民問題からジワジワと首を絞められた結果起こった事なんです。
だから根本的な原因を特定することができず、
対処法が見つからないというわけです。
リスクを考える
FRBは金利という道具で経済のブレーキとアクセルを踏み分けてきましたが、踏み間違えれば一気にバランスを崩すリスクもあるわけで、株式市場にも緊張感が漂っています。
今のアメリカ株は、バリュエーションが高止まりしているという見方が多く、企業の業績が追いつかなければ、期待が剥がれて急落する可能性もあります。
失業率が高くなっているので、人件費を抑えて企業の業績を保っていると考えれば、成長しているという見方には一定の疑いをもったほうが良いと僕は考えるようになりました。
インフレの再燃、企業の収益鈍化、世界情勢の不安定さ。
このあたりが重なれば、調整どころか暴落につながる可能性もあるんじゃないかと、個人的には思ってます。
そのうえでの打ち手
そんな中で、日本で暮らす僕たちが資産形成をしていくには、どんな選択肢があるのか。
焦らず、守りながら増やしていく。その視点が大切だと思っています。



たとえば、僕ならこう考えます。
- 米国株に偏らず、日本株・先進国・新興国などへ分散投資
- 債券や金、REITなど、非株式資産も持つ
- 円高・円安に左右されないよう、為替リスクを意識する
- ドルコスト平均法でコツコツ積立
- キャッシュを少し残しておき、暴落時の余力にする
投資信託で分散投資は出来ますし、非株式資産は仮想通貨でまかなえます。またドルコスト平均法なら積み立てNISAを利用する方法が一番手っ取り早い。
僕の課題は、為替リスクについてまだまだ勉強不足で対応方法がわからないということと、キャッシュはほとんど持っていないという事です。貯めた預金は息子の留学ですべて使い果たしてしまいました。
だからアメリカ株の暴落が来ると、連動して日本株も暴落します。つまり僕の資産は大きく減る事になり、さらには仮想通貨もアメリカ株と連動して動いているので、結局のところ成す術がないんです。
暴落時に対応できるのは、まとまったキャッシュなわけです。つまり下がったところで買い増しを図り、次の利益へとつなげる事ぐらいなんです。



だから僕の選択肢としては4つ
- 現金を貯める
- マイナスが出ている投資信託を解約して現金をつくる
- 一発逆転狙いのロト6とロト7でラッキー現金♪
- 競馬3連単で大穴一点勝負でレッツらトライ!
もちろん、人それぞれ正解は違います。でも、「今できることを、淡々と積み重ねる」という視点は、どんな環境でも共通して大切なんじゃないかと思います。



選択肢にギャンブルとクジが入っているのは、ちょっとしたワクワク感を演出。
点でなく線で捉える
未来は誰にも見えません。
でも、準備をしておくことで不安は少し和らぐ。
答えを急がず、今ある選択肢の中で、静かに、丁寧に歩む。
そして――僕がこういう考え方を持てるようになったのは、人生の転機があったからです。
大切な人との別れを経験し、それまで当たり前と思っていた価値観を一度手放した。だからこそ新しい価値観を得られた。
その経験が今、息子との距離感や、仕事での関わり方にも活きています。
資産運用でも同じ。離婚当時に手元にあった資産を投資に振り替え、仮想通貨の高騰で喜んだり、暴落で頭が真っ白になったり。そんな経験が今の自分をつくりました。
良い時も悪い時も続かない。波のように上がったり下がったりする。
大切なのは、一点で有頂天にならず悲観もせず、大局でどう乗り越えていくかを見据えること。
それが、これからも続く人生の本質なんだと思います。





今日も節約生活。レトルト食品を少し演出を加えて屋上で。