秋の風が、少しずつ夏の名残を連れ去っていく・・・と書きたいけれど、残暑も猛暑でいつまで夏が続くんだという今日この頃。
そんな猛暑の中で、今週末は息子と遠出をする予定です。日本を離れて常夏の島国(グァム)です。
地元の祭りがあるので交通規制で仕事は休み。年に二度しかない貴重な3連休。 だからこそ、この機会に旅に出ようと思っています。
親子関係が始まる九州旅行
今回は、息子からの提案だったんですよね。 それが、なんだかちょっと、うれしかったんです。
2年前の旅行をふと思い出しました。
あの時は、息子がバイクの免許を取ったばかりで、北九州→別府→阿蘇→博多→大阪という2泊3日の旅。 離婚と同時に別居となってから4年ぶりに再会した頃で、お互いの距離感を測りながらの旅だったんです。
なんとなく手探りで。
フェリーの中で阪神優勝の瞬間でした。着いたら北九州。そこから高速を飛ばして別府温泉。地獄めぐりをしまして宿にチェックイン。晩飯は宿近くのイタリアン。親子なのに少しの違和感もありながら不思議な時間が流れたのを思い出します。
次の日は素晴らしいツーリングコースで熊本の阿蘇山へ。めちゃくちゃ感動しつつ、ゴルフ場が経営しているキャンプ場でBBQ。
なにか少しずつ通じ合えたような気もします。本当に始まりの第一歩でした。
2回目の旅行は
あれから2年。 今回は、彼のほうから「行こう」と言ってきました。
息子が戻ってきてからの旅行。もう彼の胸の内もある程度は気心知れてきた感じ。そんな中でイライラすることもあるけれど、まぁイライラすればエスケープという事で精神的な距離をとるという選択もできてきました。

が、お前これは笑えないよ・・・
成長した息子との関係
親子の関係ってね。 一番難しいと思うんです。
- 当たり前の関係ではない。
- 関係は流動的で変化し続けている。
- 自分の想いを一方的に押し付けると破綻に向かう。
- 距離感を意識して、関係を成長させるイメージがベター。
- 相手の話を聞き、共感し、受け入れたうえで、違う意見を提案する。
- 選択は相手に委ねて、あとは見守る。
このあたりを大切にしていくと、信頼関係って少しずつ出来てくるように思うんです。



だけど、マジでこれは笑えないわ・・・
積極的に静止する関係
そしてこれは、娘にも、元嫁にも言えることだと思います。
今はなんの関係もないように見えても、「動かない」「動かさない」という距離感が、そもそも関係性なんだと思っています。



本音はグァム旅行を4人で行きたかったんだけど
大切なのは、成長させるために、今できる範囲でできる選択をするということ。
何かを求めたり、変えようと躍起にならなくても、静かに「待つ」という関わり方があるのだと思います。
この連休もまた、その一つ。 静かに、穏やかに、息子との時間を過ごそうと思っています。