女性ばかりの職場で油断は禁物という話

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下ネタと距離感の話

職場の人間関係って、毎日顔を合わせているだけに、ちょっとした言葉のやりとりが空気を作っているなと感じる場面があるんですよね。

特にお客さんが帰った後の、ホッとした時間帯。記録を書いている時などに、互いのプライベートな話になる事が多いので、人間関係をカタチづくる言葉のやりとりがなされる事が多いと思います。

僕が働いている職場は、僕以外は女性ばかり。そのなかに、ちょっと下ネタが好きなスタッフがいて、僕自身もその空気に馴染み始めているのを最近よく感じています。

たわいもない会話の中に、軽めの下ネタが混じって笑い合えるような関係性というのは、悪い気はしません。明治時代からのキリスト教的な道徳観念が日本に入ってきて、エロはタブー視されるようになるわけですが、その教育は今もまだ続けられています。

ゆえに僕たちにはエロを気軽に会話に挟むってことは、親しい間柄ではなかったら、あまりしません。初対面や関係性が薄い人とは下ネタを会話に挟む事はしないわけです。下ネタで笑いあえるような関係は、たぶん互いを理解できているような関係になってきたという事だと思うんですよ。

国文太一の問題

だけどここ最近、国分太一さんのコンプライアンス違反のニュースを見て、少し立ち止まって考えることになりました。

報道では、直接的な接触ではなく、スタッフに対してわいせつな画像や動画を送ったとか、そういったやり取りが問題になっていたそうです。(もちろん詳細は明かされていないのですが)それでも“言葉の温度感”や“距離感”が崩れていた可能性が高いのではと思わされました。

常識的に考えても、いきなりLINEで「わいせつ画像を送って」などと送るのは非常に不自然です。相手との関係性ややり取りの流れがなければ成立しないと思います。

つまり、仮にそうした要求があったのだとすれば

  1. 最初は雑談や業務連絡から始まった
  2. 少しずつ距離感を詰めて、私的な話題になっていった
  3. 「褒め言葉」「冗談」「軽い誘い」などのグレーゾーンを経て
  4. 徐々に性的な話題を含むメッセージになっていった

というような段階的なステップがあったのではないかと思うわけです。

で、立場が上の人間(芸能人)であって、相手は「断りづらい」「無視しにくい」という心理が働いた。たとえ最初は軽い冗談のつもりだったとしても、受け手にはプレッシャーになっていた。

なので、今回の件も積み重なった“違和感”や“不快感”が限界を超えた結果として、問題化したのではないかと思います。あくまで報道ベースの推察ですが、そう考えるほうが現実的だと感じます。

気のゆるみや慢心がダメ

つまり下ネタっていうのは、相手がしっかり理解してくれていて、冗談として成立しているときだけ通じるものであって、互いに互いを知っている関係性で成り立つものだと理解しておいたほうがよさそうです。

例えば、誰か一人でも違和感を持ったり、別の人が聞いていたら、それはもうリスクのある会話に変わってしまうということなんですよね。

たとえ相手が笑っていたとしても、

  • 本当に楽しんでいるのか?
  • 無理して笑っていないか?

そんな一歩引いた視点は、やっぱり持っておいた方がいい。相手との距離が近づいてきたときほど、気が緩みやすくなって、つい「これぐらいはいいかな」と思ってしまいがちなんですけど、それが一番危ないんだろうと思います。

ズレていないかな?と常に頭の隅においておくことが大切なんだと思うわけです。

それが、関係を守る上での小さな努力になるんですよね。気をつけている人ほどトラブルに巻き込まれにくいし、言葉に慎重な人ほど、周囲からの信頼も厚くなる。僕はそう思っています。

職場っていうのは、ただの仕事場ではなく、人との距離感をずっと問い続ける場所なのかもしれません。今日のこの気づきもまた、小さな積み重ねのひとつとして、大切にしていこうと思った次第です。

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この記事を書いた人

福祉事業の経営をしてます。①小規模多機能のケアマネ②現場の介助③厨房で料理作り④体操教室など地域ボランティアをしています。
「やってみる」を軸に人生の幅を広げます。ウインドサーフィン・登山・カメラ・バイクはSV650・競馬・FX・株式投資・投資信託などなど。体験を記事にしています。

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