人と繋がる事が
自分を好きになる事に繋がる
他者と繋がる事。交友関係を深める事。これは単なる友達を増やすということではなく、自分を好きになり自信を持つというステップのひとつです。
交友関係で意識すること
交友関係で意識することは、
- 相手は何をしてくれるのか?
- 相手に対して何が出来るのか?
このふたつの意識のうち、自分に自信を持つ事が出来る関わりは、後者の「相手に対して何が出来るのか?」といった意識で相手と向き合う事が大切です。
貢献感を育てる
交友関係を持つ時に大切な事は、「相手に対して何が出来るのか?」といった意識を持つこと。だけど注意しないとけないのは、なんでもかんでも手伝ってしまってはいけません。
例えば、相手から「宿題を手伝って欲しい」と言われて「わかった」と引き受けたとしましょう。宿題は誰がしないといけないものですか?
相手の要望や期待に応じる時。心の中で芽生える想いは以下の2点。
- 感謝されたい。
- 相手の希望に沿って相手にとって必要な自分でありたい。
これを承認欲求といいます。
課題の分離を行う
宿題をしない事で誰が困るのでしょうか?宿題をしないという選択をした場合に、最終的に誰が責任を負うのでしょう。
それは相手であり、あなたは別に困りません。あくまでも宿題をしないといけないのは相手の課題であり、その課題にあなたは踏み込んではいけないのです。
承認欲求を否定した先にあるもの
相手がこう言ってきた。
あなたは言った。
すると相手が面白くなさそうな顔で言ってきた。
そしてあなたは再び課題の分離を行い断った。
相手は怒って言い放った。
いっときは感謝されて満足感を得られるかもしれない。しかしその都度いぬくんの要求に応えてゆくのは負担だ。ねこさんもしたい事がある。いぬくんの宿題や用事を引き受けて時間ばかりがつぶれてゆく。
承認欲求を満たせば自分を犠牲にすることにもなる。だから課題の分離を行い、相手の問題は自分の問題ではないと断る。 断る事で嫌われてしまったが、ねこさんは自分の自由を得た。
自分の意思を選び取る自由だ。
他者が期待どおりに動いてくれないからといって、怒るのはおかしいのです。
承認欲求を必要としない生き方
承認欲求に感じがらめにされると、他者の期待に応えようとして、自分を抑えてしまいます。
他者の期待を満たすために、わたしたちは生きてはいないのです。他者の期待を満たすために生きているのであれば、常に相手の評価を気にしておびえる事になります。
それは他者の人生を生きるという事なのです。
貢献感を感じるために
対人関係のうえで、他者との課題の分離を行い、自分の承認欲求を否定して、自分の人生を生きる事ができたなら、あとは貢献感を育てるだけです。
貢献感は、あなたがそこに居るだけで誰かのためになっている。あなたが人と繋がり、その関係においてあなたの存在そのものが相手に貢献出来ている。
そう感じる事が自分を好きになる事に繋がるのです。
主観で生きる
人は自分には価値があるのだと思えた時に、人は勇気をもてます。ありのままの自分を受け入れて生きてゆけます。
他者との関係のなかで有益である。私は誰かの役に立っている。他者から評価を受ける事で自分を作るのではなく、他者との繋がりのなかで「私はココにいて良いのだ」と思える事が、自らの価値を実感できるのです。
勇気が自分を変える
他者との関係をつくる。その新しい一歩を踏み出す。それが勇気であり、勇気が自分を変えてゆく。